2019.11.20電子カルテ

電子カルテの導入効果を得るための工夫とは?

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タブレットを操作する医師

電子カルテの導入を考えているものの、「本当に効果が実感できるのか?」という不安から導入に踏み切れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、費用対効果を考えて躊躇してしまう場合も多いでしょう。

そこで今回は「電子カルテの導入効果を得るための工夫」について分かりやすく説明します。

電子カルテの具体的なメリットをまとめましたので、導入を検討している方はぜひ参照してください。

電子カルテの導入で取り除くことができる3つの制約

電子カルテの導入の大きなメリットは、次の3つの制約を取り除くことができる点にあります。

・移動距離の制約

・作業時間の制約

・保存場所の制約

です。

では、順番に見ていきましょう。

まず、移動距離についてです。

電子カルテを導入すれば、好きな場所で患者さんの情報を確認できます。

設置次第で診察室はもちろん、検査室や処置室でも閲覧可能で、カルテを探すために院内を歩き回る必要もありません。

次に作業時間の制約です。

会計時にレセプトコンピューター一体型を導入すれば、レセプトコンピューターに入力する作業も省けるうえに、処方箋などをオーダーする手間の削減も期待できます。

3つ目は保存場所です。

電子カルテの場合は紙と違い「保存場所に困らない」ことも導入するメリットの1つです。

患者さんのデータはすべてパソコンで管理可能です。

導入すれば紙のカルテを棚に保存しておく必要もなくなります。

院内での移動距離や作業にかかる時間、保存場所の制約から解放されるだけでも、電子カルテの導入によって得られる効果は大きいといえるでしょう。

電子カルテを使いやすくするためにしている工夫

紙のカルテ

メリットの次は、導入に際して「いかに使いやすくするか」について考えてみましょう。

使いやすくするための工夫として、複数のデバイスを使用するという工夫が挙げられます。

用途やシチュエーションに応じて、使用するデバイスを使い分けてみましょう。

診察時に医師がカルテを入力する時はデスクトップPC、看護師が尿検査室で結果入力するときはノートPCなど工夫をすればスムーズです。

もちろん、紙の方が便利に感じる書類については、無理に移行する必要はありません。

導入によって手間が増えてしまう恐れも考えられます。

簡単なメモ書きや紹介状など残しておく必要がない書類は、一時的に紙で保存するのも良いでしょう。

データとして残しておきたい場合は、スキャンをすればパソコンに保存できます。

電子カルテの使いやすさは、こうした工夫次第で大幅にアップする可能性があります。

電子カルテの効果を向上させるためにしている工夫

効果を向上させたい場合は「クラウド型の電子カルテ」を導入することも工夫の1つです。

インターネットに接続していれば、どこでもカルテを確認できます。

場所にとらわれず編集ができるため、在宅医療の場合でも安心です。

クラウド型電子カルテはセキュリティ面でも効果が期待できます。

紙のカルテと違い、医療機関内にカルテのデータを残す必要はありません。

オンライン上でカルテデータを管理できます。

院内の端末が壊れてしまった場合でも、データはクラウド上にあるので問題ありません。

導入することで紙のカルテだけでなく、通常の電子カルテよりも安全に保管できる点がクラウド型電子カルテの魅力といえるでしょう。

電子カルテのメリットをおさらい

医師と看護師が話し合う

ここで、電子カルテを導入するメリットをおさらいしましょう。

導入する大きなメリットは、距離や時間、場所の制約を受けないことです。

院内であれば、手元にデスクトップPCやノートPCといった端末さえあれば、いつでもどこでもカルテのデータを確認し編集できます。

パソコン上で管理ができるので、カルテの保存場所を確保する必要もありません。

すでに保管されている紙のカルテを電子化して保存できるサービスも展開されているため、「カルテを収納するスペースが足りない」と悩む方にも効果的です。

こうした導入するメリットを活用すれば、従来に比べてあらゆる作業にかかる時間が短縮され、より効率よく仕事を進められることでしょう。

業務の負荷も減るため、スタッフの負担も軽減されるのではないでしょうか。

おわりに

ここまで、電子カルテ導入におけるメリットや、導入効果を得るための工夫について解説しました。

工夫しながら電子カルテを活用したい場合は、複数端末の使用やクラウド型電子カルテ導入を検討するのもおすすめです。

ぜひ電子カルテを導入して、効果を体感してみてください。

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