全自動錠剤分包機 PROUD プラウド
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採用薬の変更薬品の形状変更など…旧採用薬品新採用薬品安全工学の研究で著名なハインリッヒの法則では、実際に発生する重大事故の陰には、29件の軽度な事故と300件の表面化しないニアミスがあると言います。まさしく、これはヒヤリハットを抑制することの重要性を証明しています。類似名称の医薬品の取り間違いや、処方箋に記載されている数字を読み間違えるのを防ぐことなど、地道な努力が大きな事故を防ぐために大切だということでしょう。■ヒューマンエラーは回避不可能なのか。ところが、人的な過誤という事象は、どれだけ努力しても決してゼロにはならないことも、残念ながら疑いようのない事実。患者さんの健康はもちろん、『安心』や『信頼』といった心理的な満足も満たすためには、医療従事者側も安心できるシステムを用いる必要があるのではないでしょうか。■これからの錠剤分包機のあるべき姿とは。錠剤分包機は1970年代に産声をあげ、当初は、その『省力化』が医療界に大きなインパクトを与えていました。しかし、そのセールスポイントも、もはや当然のものとなりつつあるいま、先述したように、患者さんが『安心』『信頼』を抱けるようサポートすることにシフトすべきだと考えます。それが、薬剤師の皆様の願いでもあるはずだからです。医療への信頼が厳しく問われる時代に、錠剤分包機ができること。■医療における1:29:300の重要性。そうした想いを背景に、錠剤分包機PROUDは誕生しました。-02-今までの錠剤分包機の場合、分包作業の一部は医療従事者の手作業で行っていました。新しいPROUDでは、UCの導入により、医療従事者による手作業を大幅に減らすことが可能。様々な錠剤の手撒き作業を安全・確実に行い分包作業で起こりうるヒューマンエラーを防ぎます。従来、錠剤カセットは搭載薬品によってその形状が固定されていたため、採用薬品の変更や、薬品の形状変更があるたびに作り直しが必要でした。そのため錠剤分包機を導入しても、カセットをすぐにフル搭載しないで稼働率7~8割程度で運用されるケースも多かったのではないかと存じます。薬品変更がセルフで可能なVCとカセットシミュレーション機能の組み合わせにより、稼働率を限りなく100%に近づけ、常に最適な分包環境をつくりだすことをサポートします。UC(ユニバーサルカセット)従来の全自動分包機の作業割合PROUD-UCによる作業割合PointVC(バリアブルカセット)PointUCによる分包手作業全自動分包機手作業全自動分包機※当社実績に基づく予測。BeforeAfter

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