2020.03.05電子カルテ

クラウド型の電子カルテを選ぶ比較ポイント

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クラウド型電子カルテ

多くの医療機関で導入されている電子カルテの中でも、近年普及が進んでいるのがクラウド型の電子カルテです。

しかし、一口にクラウド型といってもさまざまな種類があるため、どのような点に注意して選んだらよいのかわからないという人が多いのではないでしょうか。

そこで、クラウド型の電子カルテを選ぶときに比較すべきポイントを4つに分けて説明していきます。

使いやすさの比較

クラウド型電子カルテを選ぶときに、まず注目したいポイントは「使いやすさ」です。

新しい技術の導入の際には、現場の人間が実際にさわってみて使いやすいか、違和感なく導入できるかが重要です。

実際に使う医師や看護師にヒアリングし、候補となる電子カルテそれぞれの使いやすさを比較検討しましょう。

クラウド型の具体的な比較ポイントには、次のようなものがあります。

・入力画面が見やすく操作しやすいか

・誰が入力しても使いやすいか

・外出先での操作性は悪くないか

特に、訪問診療をおこなっている場合には、外出先でカルテを確認したり入力したりすることがあるため、外出先でのネットワーク状況や操作性については確認しておいた方がよいでしょう。

セキュリティの比較

セキュリティ

クラウド型の電子カルテは、ネット上のサーバーを借りてデータを管理する仕組みです。

自社と別のところにサーバーがあるため災害には強いものの、外部からの不正アクセスや情報漏洩などのリスクも存在します。

クラウド型電子カルテを選ぶ際には、どのようなセキュリティ体制がとられているのか、問題が起きた際にはどのようなサポートがあるのかなどを、比較検討することが大切です。

また、万が一のデータ損失や、院内と外部サーバーがつながらないなどの事態に備え、バックアップがどのようにとられているか、緊急時のバックアップ回線はあるかなども確認しましょう。

レセコンとの連動について

電子カルテは単独で利用されることはなく、レセコンと呼ばれるレセプトを作成するコンピューターシステムと連動させて使用します。

電子カルテとレセコンそれぞれの機能を包括的に実装した「一体型」電子カルテであれば、相互接続の相性の良し悪しなどといった問題は初めから存在せず、また相互接続させる為に双方のベンダーにシステム本体代金とは別に、支払わなければならない「接続インターフェース設定手数料」が発生しません。

サポートもワンストップなので、障害発生時の切り分け(電子カルテ側の問題かまたはレセコン側の問題か)に時間を費やされることもなく、安心です。

常に最新であるか

アップデート

医療を取り巻く環境は、目まぐるしく変わってきています。

また、ネットワーク環境も日々変化しているため、常に時代に即して新しいものにしておかなければなりません。

特に診療の際には、最新のデータがすぐに反映される状態でなければ、診察に影響が出る可能性も考えられます。

クラウド型の場合、システムのバージョンアップやマスターデータの更新などは自動でおこなわれ、手間がかからないのが大きな特長です。

電子カルテ導入後に失敗しない為にも、メーカー毎にどのような機能があるのか、手間をかけずに簡単に操作を行えるか等、事前にしっかりと確認しておいた方がよいでしょう。

おわりに

初期費用の低さや使い勝手の良さから、今後クラウド型の電子カルテは広まっていくことがおおいに予想されております。

特に、これから開業する医療機関や中小規模の診療所の場合には、クラウド型電子カルテを選択する施設が多くなるのではと言われています。

電子カルテは長く使用するものです。

導入後に後悔しないためにも、今回紹介した比較ポイントを押さえて電子カルテを選ぶようにしましょう。

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