2021.07.08電子カルテ

【電子カルテ連携】リハビリ部門システムについて

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リハビリ部門システム

主にリハビリ部門が使用する「リハビリ部門システム」という部門システムをご存知でしょうか?

リハビリ部門システムをうまく活用することによって、患者さん一人一人のリハビリにおけるさまざまな業務推進・管理をスムーズに行うことができるようになります。

今回は電子カルテ連携として、リハビリ部門システムについてご紹介していきましょう。

 

「リハビリ部門システム」について

近年、長期高齢化が進む日本では、医療の中心が「急性」の医療から「慢性・回復」の医療へと変化を遂げてきています。

この変化の中で誕生したのが「リハビリテーション病棟」「地域包括ケア病棟」といった回復に向けての病棟です。

そしてその病棟内でも、とくに重要だとされているのが「リハビリ部門」です。

リハビリ部門では「リハビリ部門システム」という部門システムに、業務上でのさまざまな情報を入力していきます。

リハビリ部門の業務内容は?

医師からリハビリの計画指示が出された「セラピスト」と呼ばれる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は指示に基づき、患者さんの状態に適した、より詳細で具体的な施術メニューを作成し、リハビリ実施とその評価を行っていきます。

また日々の施術実施記録を医師・看護師などと情報共有し、協議を行いつつ、患者さんを回復させる役割を担っています。

また実施したリハビリ情報を医事会計部門に送信することによって、保険算定を行うことができるのです。

このような一連業務をまとめて管理しているのが、この「リハビリ部門システム」なのです。

電子カルテとリハビリ部門システムの連携

リハビリ部門システムの連携

患者さんに対し、医師が「リハビリの必要がある」と判断した場合は、電子カルテを活用してリハビリオーダー・総合実施計画書といった書類を作成します。

その書類を受けてセラピストは、具体的なリハビリメニューやリハビリ計画を立てていき、リハビリスケジュールの管理を行っていきます

尚、実施したリハビリに関しては、リハビリカルテに都度施術内容を記録していきます。

一方、看護師はセラピストが作成したリハビリメニューの進捗を確認しつつ、患者さんのケアを行っていきます。

そのため、電子カルテとリハビリ部門システムの連携は必須だと言えるのです。

連携していれば、医師からのオーダや実施計画は書類の到着を待つまでもなく瞬時にリハビリ端末に表示されます。また立案した施術メニューや日々の実施記録も直ちに医師が

電子カルテ上で確認することができます。

【電子カルテとリハビリシステム】相互の閲覧をスムーズに

セラピストはリハビリ部門システムを通じて電子カルテ・PACSの閲覧ができることを望みます。

医師・看護師は電子カルテを通じてリハビリ実施記録が閲覧できることを望みます。

さまざまな職種間でスムーズに情報共有が行えることが重要なのです。

端末の取り合いが起きないように工夫を!

取り合いが起きない工夫

一般的にリハビリ部門はスタッフの人数が多いとされており、「端末の取り合い問題」が生じやすいとされています。

ただリハビリ施術中は実施記録の入力が困難であることから、「施術の隙間にサッと入力する」「施術が一通り終わってから入力する」というスタッフが大半です。

端末を使用するタイミングが重なることが多いため、「適切な端末台数を確保する」「リハビリの施術場所でも入力できるよう電子カルテカートを導入する」「モバイル型のリハビリ端末を導入する」などの工夫を取り入れるのが良いでしょう。

その際には必ず、端末台数・種類・電子カルテカートの要否を確認したうえで、実施するようにしてください。

おわりに

今回は電子カルテ連携として、リハビリ部門システムについてご紹介しました。

リハビリ部門システムを活用することによって、リハビリ部門の業務をまとめて管理することができることが分かりました。

また電子カルテとリハビリ部門システムを連携させると、相互に必要なデータを自由に閲覧できることから、スムーズな情報共有が可能になり、患者さんの回復を導いていくことができるのです。

特に診療所向け電子カルテでは、リハビリ部門システムをオプションとして別途提供しているもの、電子カルテの機能の一部分として包含しているものなど、様々であり、その機能や操作性も各社各様なので、導入を検討する場合はしっかりと比較研究を行いましょう。

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