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ユーザー様の声

Report 8大阪市旭区 総合診療科医(救急専門医) 
赤堀 道也 先生
大阪市旭区 総合診療科医(救急専門医) 赤堀 道也 先生

錠剤分包機と一番相性が良い電子カルテだったから。

待ち時間短縮を考え抜いた必然のシステム構築とは。

BrainBoxをデモで見たとき、「感動した!」とおっしゃる赤堀先生。
「感動」は、その後どう診療現場でカタチになっていったのか?その「感動」は続いているのか?
たいへん興味深い全自動錠剤分包機の接続システム構築も含めてお伺いしました。

営業マンに惚れたと聞きました。その次の選定理由は何ですか?
患者さんに薬や会計で待たせないというのがポリシー。長く大学に勤めていた頃から思っていたのですが、患者さんというのは、診察までに待たされ、お薬ができるのに待たされ、とどめに会計で待たされる。医者に掛ったら、3回も待たされるんですね。大学でも民間病院に勤めていた時でもそうでしたが、1時間待って3分・5分の診療。このあとも薬で30分、会計で30分待つなんてのはザラ。まあ、診療所でこんなことをやっていたらダメだと思うんです。だから、お薬や会計の待ち時間を減らすために最新の全自動錠剤分包機を入れた。そして、分包機と一番相性の良かった電子カルテが、ユヤマ社の「BrainBox」だったんです。
相性というのは、具体的にはどういうことですか?
他のメーカーの分包機だったら、電子カルテを接続するプログラム費用が数百万円もかかってきますからね。コスト的に非常にデメリットが大きい。しかも、導入したあとのメンテナンスだって危うい。異なるメーカー間で分包機と電子カルテを接続していると、何か通信上のトラブルが発生したとき、どちらに責任があるのかわかりにくいし、対応が遅れるかも知れない。そういう点でも「BrainBox」は最高!実際、導入後のアフターサービスも非常によくやってくれて感謝しています。
ありがとうございます。救急医療を専門でやられていますが。
大学の時から一貫して高度救急医療に携わってきたので、全科対応でやっています。私どものクリニックは、みなさんにとって、暖かい医療と初期救急医療のできる、地域に密着した総合外来クリニックを目指して努力しております。ちょっとこの患者画面を見ていただいただけでもわかるように、5才から83才まで、もう色んな世代の患者さんがいるでしょ?どんな患者さんでも診ます。子供の患者さんがきても怖くない。今朝も早朝4時に電話が鴫って、「子供が下血した」というんです。すぐにクリニックに自転車で飛ばして診たところです。こうして全科対応で「BrainBox」を使っているわけですが、キーパッドの操作性もまったく問題ない。シェーマも50くらいは用意してもらっていると思う。全自動錠剤分包機も130種類すべての錠剤カセットを使っています。
非常にポリシーが明確ですよね。もう少しお聞かせください。
例えば、さっき患者さんを待たせないと言いましたが、診察するとですね、次の処方が決った段階ですぐに一旦電子カルテの終了ボタンを押して、処方データを分包機に送ってしまうんです。そして、またカルテ画面を間いて、患者さんとコミュニケーションをとる。世間話なんかもしたりしてね。そうこうしているうちに、分包機は錠剤を分包しますよね。患者さんが診察室を出た時には、もう薬はできている。まったく待たせない。
なるほど。ところでカルテの情報開示にも一役買ってますか?
そうですね、画面もアームに設置しているので、自由に患者さんの方にむけられるから説明も簡単。僕は昔からカルテの内容は患者さんにオーブンにしていましたから、まったく違和感はありません。まあ、もちろん、ご本人に告知する、しないといった微妙な問題があるケースでは別ですが。でも、将来的に患者さんには、電子媒体と紙で出力したカルテを持ち帰ってもらいたいと考えています。

ユヤマの錠剤分包機(Litrea)と電子カルテ(BrainBox)を入れたら
たった2人で医院経営できる。

これからのクリニックを先取りするローコストオペレーション。

ものすごく患者さんの信頼を得られそうですね。
これからの厳しい時代、開業医は自分でできることは何でもしないといけない。僕はそう考えているんですよ。診察だけじゃなくて、一人で何でもする。点滴準備もするし、処置もするし、医院の外は自分で掃除するし。このクリニックの設計も隅から隅まで自分がタッチしていますから、すべて頭の中に入っている。個人で開業するってことは、自分のカラーを最大限出して、できることは何でも自分でやる。診療以外にも薬の仕入から、仕分けから、衛生環境など何でもやって自分の医療スタイルを出していかなくっちゃ。それでこそ、病院ではできないサービスや医療のカタチが提供できると思っています。
電子カルテと分包機が貢献できているなら嬉しいです。
全自動錠剤分包機を入れるって言ったら、「何でそんなもん入れるんや、高いのに」って、何人かの先生に言われた。でもね、考えてもみて下さい。うちのクリニックは、常に僕とほとんど1名の受付だけでほぼ完全予約制でやってるんですよ。たったの2名。これで1日30名位の患者さんを時間をかけて診る。電子カルテの予約システムをフルに使って時間配分をする。はっきり言って、人件費は相当安いですよ。だって処置、採血、点滴などは僕が患者さんに直接やりたいから看護師はいらない。薬は分包機が自動的に作ってくれるし、薬の説明シートは電子カルテから自動的に出力されて僕が説明するから、薬剤師も必要ない。スタッフを1人ずつ雇ったら、どれだけ人件費かかると思います?1人25万円/月は下らないですよね。安く見積もっても2人で50万円/月。機械のリース料の何倍かかるんですか。1日30名くらいまでの患者さんだったら、もうこれ(2名体制)で充分です。
先生のお考えは、たいへん参考になりますね。
点滴内容の情報も、BrainBoxを通じて、このジャーナルプリンターから指示箋としてすぐに出せますしね、もう、ユヤマ社とのコラボレーションでうちのクリニックは成り立ってるんです。
電子カルテの患者さんの評判はどうですか?
血圧なんかのバイタルサインも、こんな風にグラフ化して見せられるし、当然良いですよ。患者さんからしたら見やすいですよね。患者さんも、もうすでに電子カルテに慣れていますよ。全く問題なく、評判は良いですね。僕はね、朝一番にね、BrainBoxのサーバーのメインスイッチを入れて、ハードディスクドライブがメインエンジンをスタートするような音で「快感」なんですよ。僕のクリニックのメインスイッチで未だに快感ですよ(笑)。救急は全科対応なのですが、全科所見・個別所見もすべて入れてもらってるし、本当に良い。約束処方やペンタッチのおかげで、先日たまたま、同時に点滴室3名、レントゲン室で1名、診察室1名、あわせて5名まで僕1人で診ましたね。でもね、ほんと、これからの開業医はもっと自分で汗水垂らさないと。僕はそう思います。そのための設備投資だったら、安いもんです。これから、もっとユヤマ社とのコラボレーションを突き進めていきたいと思います。

今日は、本当にありがとうございました。