MDbank Prime
4/10

現在の医療情報は、電子カルテなどを始めとした医療のIT化の進展に伴い、その用途に応じた様々なコードが用意されています。各コードの分類の仕方は、目的・用途に応じて異なっており、病院での運用を難しくしている原因ともなっています。MDbankでは、こうした運用に関わる障害をすべて乗り超えるために、標準病名・ICD10・病名交換用コード・傷病名コードのすべてを結びつけると同時に、それを医薬品にまでリンクさせる作業を行っており、病院における様々な状況に対応し、正確なチェックを可能にしています。(PAT.) これらのコードをすべて医薬品に結びつけています。 ※文中の各コード件数は常に変化していきますので流動的です。 電子化に伴い用途別に用意された、各種のコードに対応。 MDbankでは、医薬品個々が持つ適応症名をICD10コードや病名交換用コードに結びつけて保持しています。従って、適応症名からの医薬品検索やチェックシステムなど、「病名」をキーワードにした、様々なシステム運用が可能になります。 その例として、右記画面を掲載していますが、①医薬品個々の添付文書から掲載されている適応症名を抽出し、②それに対応するICD10コードとの結びつけを行うと同時に、同義の病名は標準病名に修正を加え、③適応症の情報を保持するためにICD10コードと病名交換用コードとの組合せも保有しています。 しかし、医薬品とこれらのコードを有する標準病名マスターとの完全な結びつけだけでは、診療現場での実運用に耐え得るチェック業務は行えません。 そこで必要になってくるのが、右頁の組合せ処理、広義化処理など、添付文書の高度な読み下しによるハイレベルな処理の有無なのです。 添付文書の適応症名と各種コードとの結び付け例。 医薬品の適応症をICDコードや病名交換用コードとして保持することにより、適応症からの薬剤検索や、チェックシステムなど、幅広いシステムとの連携が可能となります。 K257 K257 K254 Ⅰ201 Ⅰ208 Ⅰ208 : VF21 QCB7 MMTB QV57 S0PJ K8UH : 5317003 8833960 8834632 8833095 8830403 8841212 : ICD10病   名 交換用コード 傷病名コード 慢性胃潰瘍 再発性胃潰瘍 出血性胃潰瘍 血管攣縮性狭心症 安静時狭心症 労作性狭心症  :  現場での利用が推奨される病名表記で、MEDIS-DCによって19,631件に整理されている。 国際疾病名分類の第10版。今後拡大するDPC(包括評価支払制度)のコードの一部として必要になる。16,551件に整理されている。 施設間での情報交換用に設定されたコード。 レセプトの請求を電子的に行えるよう社会保険庁が作成した19,632件に及ぶコード。 標準病名 病名交換用コード ICD10傷病名(レセ電算)コード ※各種コード等の用途について テーブル紹介(適応症DB) 3その実力は、レセプト電算処理用傷病名マスターすべて その実力は、レセプト電算処理用傷病名マスターすべて 添付文書から 適応症を抽出 ① ① 病名交換用 コードとの組み 合わせも保持 ③ ③ 対応するICD10 コードと結び付け ② ② 同義の病名は 標準病名に修正 ② ②

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る