抗がん薬混合調製ロボット ChemoRo(ケモロ)
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抗がん薬混合調製ロボット(ケモロ)自動化にあたって欠かせないのが鑑査機能。ロボットへのセット前に行う薬品バーコードの照合、確かな調製を担保する重量計測センサーを用いた重量鑑査機能を有し、アラート体制も万全です。輸液バッグ口は、複数回の穿刺が行われますが、都度、異なる部位への針刺しとなるよう、シリンジを移動させて物理的にコントロールします。使用済みのシリンジやバイアル等は、自動的にダストBOXに密閉廃棄。前扉を開放して袋ごと廃棄する際は、当該部を陰圧にする念の入れようです。溶解液を注入したバイアルをセットした後、通常の「偏心回転」・「偏心回転+揺動」の2種の動きと動作時間の組み合せで、様々な抗がん薬の溶解に対応します。例を挙げれば、バイアルの内壁面に注射針を添わせた薬液の注入、バイアル内の陰圧を保持しながらの注入/注出等、気泡対策や精度・安全性の確保を実現しています。調製ゾーン内に3ヶ所設けられたカメラで、溶解後の薬液を注出したシリンジや、全量抜取りのバイアルを撮影する等、画像保存機能も有しています。画像はオーダーNo.や患者名とともに紐付けられたうえで記録され安心です。鑑査機構(バーコード照合+重量) PAT.P輸液等の針刺し部位をコントロール廃棄物管理 PAT.P輸液バッグの水分量調整が必要な場合には、ロボットが必要量だけ水分を抜き取って専用タンクに廃棄されます。水分量調整振とう(撹拌)ロジック手技の踏襲レベル確実に保存される調製画像 PAT.P重量計測センサーを用いた重量鑑査バーコード照合鑑査バーコード照合鑑査12

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