抗がん薬混合調製ロボット ChemoRo(ケモロ)
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抗がん薬混合調製ロボット(ケモロ)DVO対応Drug Vial OptimizationDVO対応機能薬剤バイアル最適化(DVO)への対応で抗がん薬廃棄量を最小限に。患者様の容体によって使用量を調節する抗がん薬。これまでは一度バイアルを開封した後は使い切りが前提で、残液があっても残りはすべて廃棄しておりました。しかしながら医療費抑制の観点から、1つのバイアルを複数回投与する「薬剤バイアル最適化(DVO=ドラッグ・バイアル・オプティマイゼーション)」への対応が求められるようになってきています。ケモロにおいてもDVOに対応できるよう、本体内にバイアルを一時的に置ける機能を開発しました。残液があるバイアルを棚で一時保管し、ロボットがどこに何の薬品をどれだけの残量で保管しているかを記憶。残液を使用できる場合はトレイセット時にアナウンスして薬品セット本数を減らします。閉鎖式薬物移送システム(CSTD)を使用しなくても残液を有効活用でき、薬品廃棄量を最小限に抑えることができます。運用に合わせて時間単位で保管期限の設定も可能です。※残液を含めて、調製に使用するバイアル本数が増えると、調製時間が多少長く なります。NEWNew function棚を利用して事前撹拌も可能に。(2018年リリース予定)また、残液一時置き棚を利用して、調製予定の乾燥凍結薬品を事前に撹拌する機能を追加。調製開始前の空き時間に事前撹拌を行っておけば、調製中に溶解作業が発生せず液体薬品と同様に扱えるため、調製スタートしてから完了するまでにかかる時間の短縮につながります。06装填画面庫内薬品リスト画面

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