ペガサス灘薬局 本店様(兵庫県)
応対者:
株式会社ペガサスメディカル 代表取締役社長 佐藤 恭永様
株式会社ペガサスメディカル 本店薬剤師 堀川様
取材者:株式会社ユヤマ 営業企画課 松尾笑加
同席者:株式会社ユヤマ 近畿営業部長 宇佐 剛、兵庫営業所 係長 森下 裕享
重大事故ゼロの実績が、信頼獲得に結びついています
一包化錠剤鑑査支援装置 TabSight
先進的にTabSightを導入いただき、業績を伸ばされている佐藤様と、実際にTabSightをご使用頂いている堀川様にお話を伺いました。
TabSightの導入を検討された経緯についてお教えください。
予製剤の取り扱いを増やしたかったのです。予製剤を増やすにあたって、こういった鑑査支援装置があれば、薬剤師のストレス解消に繋がると考えました。また、ミスが続いてしまうと、信頼が薄れてしまいます。薬剤師の目は必ず必要だけれど、これがあることでレベルアップになるのですよね
実は、実際に導入されるまで、2年くらい待ちました。最初は、当時のユヤマの営業さんがこんな製品を開発しているという話を持ってきてくれたのですよ。
製品のリリースをずっとお待ちいただいてかなり期待されていたかと思いますが、期待どおりの結果は得られましたでしょうか?
期待どおり、いや期待以上でしたね。導入してから3年くらいになりますが、これまでに重大な事故に繋がったのはゼロですから。小型分包機のcCharty-Ⅲ 60カセットで分包したデータがそのままTabSightと連携できますから、軽微な過誤がこれまでに2~3件、ヒューマンエラーで1件あったくらいです。
来年新たに医療法人ができるのですが、そちらの処方も受けることができることになっています。それも、これまでにミスがないということで、大きな信頼を得ることができたからと言えます。TabSightによってたくさんの施設様から支持を得ることができています。
導入にあたって、価格などの理由からなかなか踏みきれない薬局様も多くいらっしゃいます。
単純に機械の価格だけを考えると高く見えますが、総合的に考えれば、効果的な投資だと思うのです。TabSightを導入したことによって、ミスを防ぐことが出来ている。だから、高齢者施設様の信頼を得ることができ、施設向けの調剤取り扱いが増えています。多くの患者様を新たに受け持つことで、TabSightの購入費は十分に回収できていますよ。
TabSightを導入することによって、薬剤師の人員を減らすということはできないと思いますが、勤務している薬剤師のモチベーションをあげることはできると思います。
予製剤は外来処方と比較して数が多い分、薬剤師に責任がかかります。そこでストレスを感じるのですが、安心させるという意味で、TabSightは役に立っています。
TabSightの導入前後で運用にどのような変化がありましたでしょうか?
これまで分包機で分包して、その後目視でチェックをかけていた2つの工程の間にTabSightに通すという工程が加わったので、作業としては1段階増えました。しかし、TabSightに通して、例えばそれが全部NG判定だったりすると、明らかに分包が間違っているなという判断ができます。ですので、工程は増えましたが、間違っているかどうかの判断は、一つひとつ目視でチェックしていたときに比べて早くなりました。
通常はTabSightに通した後も、薬剤師2人体制で目視でダブルチェックをしています。しかし、1人で作業をする時は、ダブルチェックをする時間がありませんので、すごく助かっています。
TabSightがあることによって、ミスが減りましたか?
正直なところ、ミスはゼロにはなっていません。でも、ストレス的な負担はぐっと下がりましたね。間違っていなかったかと後から不安になっても、写真で確認することができますし、PTPの殻などの小さいゴミもNGをかけてくれるのはありがたいです。
これがないと困りますか?
TabSightがなかったらなかったで、調剤はできますが、使い慣れてきたのであった方が運用しやすいですね。薬を届けたあとに施設から問合せがあった際、普通は実際にこちらから提出時にどうだったか確認のしようがないものです。ところが、TabSightには写真が残っているので、問合せの際でもそれを見て確認することができます。実際、施設側で薬をこぼしてしまうこともありえるんですが、この写真がエビデンスにもなるので安心です。
時間短縮にはならないですが、保険という意味で役に立っています。
工程を1工程増やす分、時間はかかりますから、外来患者様でも一包化を希望される場合には、予め説明するなどして対応しています。
ペガサス灘薬局 本店様(兵庫県)はこんなところ
「安全」、そして「コンプライアンス」が第一
阪神「石屋川」駅より徒歩3分。1994年に開業され、神戸市内を中心に7店舗を展開されています。施設系在宅に力を入れられ、安全・コンプライアンスを第一に、着実に実績を伸ばされている薬局様です。
2015年3月時点の情報です。