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JIN整形外科スポーツクリニック様
応対者:仁賀 定雄様埼玉県さいたま市中央区/整形外科
YUYAMAにして良かったと思っています
JIN整形外科スポーツクリニックはJリーグ・浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)の専任チームドクターを8年間務め、数多くのトップアスリートの診療を手掛けてきた仁賀 定雄様が開設されたクリニックになります。トップアスリートを診療されてきた中、開業を決意された理由、開業時に当社BrainBoxを導入していただいた理由や使い勝手等、先生のお考え含め詳しくお伺いしました。
フットサルコートの広さを持つ人工芝リハビリグランドが隣接されているなど、非常に特徴的な造りになっていますが、設備も含めて開業時にこだわった箇所がございましたらお聞かせ願えないでしょうか。
グランドを作るために、開業を決意したといっても過言ではありません。私は元々、総合病院に勤めており、その後、浦和レッズの専任チームドクターを8年間勤め、その後再び総合病院に2年ほど勤務しました。
チームドクターをしていた8年間は、リハビリや予防を行うためのグランドがあり、現場にリハビリスタッフがいる環境で仕事をしていました。チームドクターを退任してから病院で診療をしていく中で、怪我をされた一般の方にはグランドレベルの場所でリハビリを行うことはなく、リハビリを実際に指導してくれるスタッフもいないことが大きな問題だと感じていました。
復帰や予防の為にもリハビリは必ず必要ですが、グランドがあった方がいいですし、動作をチェックするリハビリスタッフがいなければ適切な対応と予防は出来ません。トップアスリートの方には充実したリハビリの環境がありますが、一般の方々にはそういった環境がない。
ですので、私は室内だけでなくグランドレベルまでリハビリが出来る環境を作り、子供から中高年の一般の方々に提供したいと思い開業を決意しました。
リハビリに対する想いが伝わります。物件はどのように探されたのでしょうか。
広さがある程度必要だと思い、色々探している中、元々物流倉庫だった大きな倉庫が見つかりました。更地から作るよりもコストがかからず雨の日でも心配なくリハビリができるということもあって今の場所(埼玉県さいたま市中央区)で開業することに決定。
また、患者様により良い診療を提供するために、当クリニックでは総合病院と同等の診断ができるように透視付きレントゲンを含め、1.5テスラ超電導MRIやマルチスライスCTも導入しています。グランド等のトレーニング環境として有料スポーツクラブを併設して対応しているクリニックが多いですが、その場合、リハビリ室と有料施設で患者様は料金もスタッフも別環境になります。当クリニックではグランドもリハビリ室の一部であり、リハビリ室とグランドをシームレスに患者様が行き来してリハビリ、予防できるようにしています。
トップアスリートと同様とまではいきませんが、当クリニックの環境を利用しながら一般の方にもリハビリ室とグランドでリハビリスタッフの指導の元にリハビリ、復帰や予防に取り組めるようにしています。
実際にグランドやリハビリテーション室を見学させていただき、施設の充実度に圧倒されました。
仁賀様は開業時電子カルテを導入されていますが、導入するにあたり重要とされていることやポイントとなる点がございましたらお聞かせ願えないでしょうか。
使いやすさですね。簡単にSOAP入力できることや、患者様の過去の診療履歴がD&D(ドラッグ&ドロップ)などで簡単に参照できること、絵を描けること等を重要視していました。
使いやすさに重点を置かれたということですね。当時、当社含め複数の電子カルテから当社BrainBoxを選ばれたとお伺いしました。当社を導入された最終的な決め手について教えてください。
ユヤマ製BrainBoxと他社2社の計3社で悩んでいました。3社を訪れ実際にデモをしてもらい自分でも試用してみた中で、重要視している点をカバーできる、かつ操作をしていて使いやすい部分が多かったのでユヤマ製のBrainBoxを導入することに決めました。
要望をより多く実現出来たので、導入されたということですね。導入され、使い勝手はいかがでしょうか。
使いやすいと思います。カスタマイズも出来ますし、投薬する際も約束処方などのセットを組めるので使いやすく操作しやすいです。セットを組み合わせする時の自由度にも魅力に感じています。入力のストレスも少なくすみ、セットのカスタマイズもしやすいという点がBrainBoxVⅢの大きな特徴だと感じています。
使いやすさにこだわった電子カルテとして、非常に嬉しいお声です。使用していて便利だと感じる機能は御座いますでしょうか。
複数の病名を一括で転記できるのは非常に便利です。また、定型文章を入れる際も、学習呼出機能を使えばすぐにカルテに反映でき、入力の手間が省けるのでその点でも非常に便利だと感じています。現在、後輩のドクターにも併診で外来をしてもらっていますが、その際入力した人が一目でわかるよう、医師によって文字の色を変更できる点や重要な部分が一目で分かるように部分的に背景色を選択できる点も魅力に感じています。背景色や文字色の色味については、まだ選択肢が少なく、新しい色を作成して記憶する機能などで発展途上の部分があるとは思っていますが、選択できる点は良いと思います。
業務のお役に立て嬉しく思います。機械の性能以外の面でもご評価いただいているとお伺いしました。どのような部分を評価していただいたのでしょうか。
試用した時から説明、サポートしてくれる担当者の対応が非常に良かった所です。説明もしっかりしていましたし、この人なら信頼できる、この会社なら任せることが出来ると思いました。実際に導入時から今に至るまで、担当者やメンテナンスの方も丁寧に対応してくれていますので、YUYAMAにして良かったと今でも思っています。
お褒めいただき、ありがとうございます。関節オペで非常にご高名ですが、先生独自の関節筋力の計算式を当社BrainBoxVⅢの機能にも入れ込み、レポートを出力できるようにカスタマイズしているとお伺いしました。使い勝手はいかがでしょうか。
筋力測定用紙の事ですね。関節の状態をよりわかりやすく把握出来るよう作成しました。筋力測定の数値をエクセルシートに保存することで、BrainBoxVⅢの画面でも確認できるようカスタマイズしてもらいました。便利になりましたし、カスタマイズをしてもらえる点は魅力に感じています。
後輩のドクターとお二人で診察されていますが、診療時、重要視されていることはありますでしょうか。
後輩の先生にもお願いしていますが、問診です。問診をしてなぜ外傷・障害が発生したかを丁寧に聞いています。原因がわからなければ予防ができませんし、適切な診療とリハビリが出来ませんので、問診を一番重要視しています。
問診で90%以上、診断や治療、復帰、予防までのイメージが出来なければ、どんなに理学所見をとってもどんなに画像検査しても適切な診断や対応が出来ないと思っています。総合病院の勤務時代から問診に多くの時間を割いていました。とはいっても当クリニックでは限られた時間の中で多くの患者様が来られますので同じ部屋を4部屋用意しています。私が問診時に尋ねる項目をリストアップしておいて、それを基にいつ発症したか、発症部位はどこか、翌日何が起きたのか等の背景を専門的な知識を持つスタッフに予備問診であらかじめ詳細に聞いてもらっています。私がそれらの情報を確認して診察しています。診察時もミラーディスプレイを用意し、入力作業は補助スタッフにお願いし、私は診察に集中できる環境を作っていますね。
問診の重要性を痛感するお話ですね。今後BrainBoxVⅢに望まれることがありましたら、参考までにお聞かせ願えないでしょうか。
バージョンUPしたことで、機能面は非常に良くなり助かっています。背景色や文字色を好みの色に変更できるバリエーションを増やしていただけたらと思います。
お忙しい中、本日はありがとうございました。
Clinic Profile
数多くのトップアスリートも訪れるJIN整形外科スポーツクリニック様は埼玉県さいたま市中央区に位置しています。仁賀様はトップアスリートの診察で培ったノウハウを一般の方々にも広く提供したいという思いで開業されています。取材日当日はリハビリに対する想いを充分に伺え、数多くの患者様がこちらのクリニックにこぞって訪れる理由の一端を垣間見ることが出来ました。
2019年10月時点の情報です。