おきだい薬局様(兵庫県)
応対者:
有限会社ヤギ調剤薬局 取締役 八木 智様
おきだい薬局 管理薬剤師 鈴木 美智子様
取材者:株式会社ユヤマ 営業企画部 主任 松尾 笑加
3人の薬剤師とあわせて3.5人分のはたらき!!
散薬調剤ロボット DimeRo
おきだい薬局様で受けている処方の内容についてお聞かせください。
主に耳鼻科の処方箋を受けていますが、総合病院などで出された処方箋を受けることもあります。処方箋枚数は、平均すると1日150~160枚ですが、ピーク時は200枚くらいになることもあります。
患者様の半分はお子様で、それ以外は幅広い年齢の方です。受付している処方箋の4割が粉薬の処方になります。1~2歳までのお子様はシロップが多いですが、それ以上になると粉薬がほとんどですね。人員構成は、薬剤師2~3名、事務員2~4名です。
DimeRoの導入のきっかけとなった出来事はございますでしょうか?
「薬剤師の確保」が一番大きな要素です。DimeRoを導入することによって、薬剤師1人分にはならなくても、3人の薬剤師とあわせて3.5人分になります。姫路は地域的にも中々人材確保が難しいところなんですが、 DimeRoのおかげで効率よく仕事ができるようになりました。
元々は弊社の代表がユヤマさんの本社見学に行ったときに、 DimeRoを見て、「これいいね!」となり、ヤギ調剤薬局グループ内のどこかの店舗に入れることを検討したんです。候補に挙がった場所が2軒あったんですが、 DimeRoのサイズを考慮して、おきだい薬局への導入が決まりました。
サイズがネックとなり薬局様に入れられないという話は、他の薬局様でもお聞きすることがございます。待合室からDimeRoが見えるようになっているんですね。この配置は狙ってされたのでしょうか?
サイズの関係であそこにしか置けなかったんです。本当は DimeRoをもっと手前に持ってこれたらよかったんですが…。ロボットが近くに見えていたら子どもたちはとても興味をもって見てくれるんじゃないかと思うんです。
そうですよね。お子様たちがこういうロボットを近くで見れたらわくわくしますし、きっと楽しんで見てくれるんじゃないかと思います。設置作業についてはスムーズに行われたのでしょうか?
DimeRoの設置には時間がかかると既に導入されていた薬局の方から聞いていたので、朝一から設置作業を行ってもらいました。入口のドアは外しましたが、設置場所まではサイズの問題なく持っていくことができましたので、想定よりも早く丸1日で設置作業が完了しました。壁をぶち抜くなどの作業が発生するとさすがに1日では無理だと思いますが、物理的な障害がなければ他の薬局様でも1日あれば導入可能なんじゃないでしょうか。
DimeRoの導入にあたっては、不安などはございませんでしたでしょうか?
DimeRoは他の調剤機器とは違って、「ハイテク」ですよね。だから、故障が多いんじゃないかという不安はありました。実際、不具合で修理に入ってもらうことはありますが、不具合の頻度はだいたい想定くらいに収まっているかと思います。問題があった時には、わりと早い対応をしてもらっているので特に不満はありません。
不具合の際も早くアフターフォローできているということで少し安心いたしました。現在、散薬調剤の中で DimeRoはどのくらい活用されていますでしょうか?
9割くらいは DimeRoで調製しています。処方される頻度の少ないものは、Vマス分包機で手撒きをしています。
搭載薬品は6薬品、計6カセットです。
DimeRoをお使いになっている中で、どのようなところにメリットを感じておられますか?
投薬している最中に、散薬調剤のために薬剤師を配置しなくてもよくなったところです。元々できる限りの効率化を行っていた薬局ではありますが、 DimeRoの導入によって患者様の待ち時間が短くなりました。処方箋の受付をしてから薬をお渡しするまでの時間は、平常時でおよそ5分くらいになります。混み合うときでも20分程度でお渡しをしています。今までは散薬の調製+鑑査というプロセスだったのが、調製を DimeRoに任せてジャーナルが出るので、薬剤師は鑑査をするだけでよくなりました。その点では仕事のプロセスが1工程減ったとも捉えられます。
効率化以外のメリットとしては、薬剤師の退勤までの時間が短くなったことがあります。繁忙期になると、電子薬歴に入力する時間がその場で取れず、営業時間後にまとめて薬歴を書くことで退勤時間が遅くなっていたこともありました。 DimeRoを導入したことによって、散薬調製のために調剤室内へ入る必要がなく、受付側で薬歴を書く時間を確保できるようになりました。患者様をお待たせしないだけでなく、薬剤師にとっても働きやすい環境を作れるようになったと感じています。
秤量と服薬指導で何度も行ったり来たりしなくてよくなったので、受付から投薬までの流れがとてもスムーズになりましたね。
薬剤師を3名から4名に増やしたら作業的には早くなりますが、3名と DimeRo1台で仕事を回せるのであればそちらの方が経済的ですよね。薬剤師の代わりに粉薬を量って分包することはできないので、 DimeRoはとてもありがたい存在です。
DimeRoは操作方法が簡単なので研修生や新人薬剤師でもすぐに使うことができます。また、調剤の中でも一番時間がかかるのが粉薬なので、それを自動化してくれるとなるととても助かります。こちらの店舗では粉薬が圧倒的に多く、分量が多岐に渡るので、それを一つひとつ量らなければならないとなると、とても負担が大きくなります。DimeRoはそれに比べてボタンを数回押すだけでいいのですごく楽ですね。調剤システムには繋いでおらず、Doで呼び出しをする形で使用しています。
薬剤師の先生方が働きやすくなったということですね。
そうですね。分包機だと1回1回粉薬を量らないといけないですが、 DimeRoはボタン操作で混合も自動で行えます。こちらの薬局では粉の混合は2種類までしかありませんが、3種や4種の混合を行っている薬局だと秤量だけでも結構時間を取られるはずなので、 DimeRoがあるととても助かるんじゃないかと思います。
メンテナンスのしやすさについてはいかがでしょうか?
DimeRoは初めて見る機械なので最初はとても慎重に扱っていました。「精密機械」という感覚ですね。でもユヤマさんに来ていただいた際に、ここは触っても大丈夫ですよという話をお聞きして、意外とそこまで慎重にならなくても大丈夫なんだということが分かってきました。
分包機はだいたいどのメーカーでも同じような構造になっているのでこれまでの経験で何となく扱い方もわかるんですが、 DimeRoは今までに全く見たことのない形なので最初は不具合の時の対処方法が全くわかりませんでした。
分包機と比べると、手間のかかり具合はどうでしょうか?
手間が特別かかっているということではないですが、他の分包機より丁寧に扱うようにしています。DimeRoもそうですが、ユヤマさんはいつも夢のような機械を出されていますよね。展示会のブースには他のメーカーさんの1歩先を行く画期的な商品がある印象です。
ありがとうございます。常によりよいものを求めて最先端の技術をもって開発をし続ける会社であると自負しております。
本当にそうだと思います。初めてDimeRoを見た時は、携帯電話がいきなりスマホになったような衝撃を受けました。現在、薬剤師は3名体制ですが、もし DimeRoがなければ、もう1人薬剤師が必要になる場面があると思います。
DimeRoが大いに先生方のお力になれているようでとてもうれしいです。
本日はどうもありがとうございました。
おきだい薬局様(兵庫県)はこんなところ
業務効率化の徹底とロボット導入で人材不足をカバー
たけきだ耳鼻咽喉科クリニック様のすぐ隣に位置する薬局様。車での来院も多いため、クリニック様では駐車場スペースを広く確保されています。最寄りのJR「網干」駅からは徒歩15分ほどの距離。
おきだい薬局様では、ロボットの導入に限らず、錠剤においては薬品を日数別にあらかじめ分けて束ねておくなど、極力調剤室での作業に時間がかからないようにと、効率化への徹底ぶりが伺えました。限られた人員の中でも努力を惜しまず、しっかりと対応されていることが患者様からの薬局様の評価にもつながっているんじゃないかと想像されます。
2016年11月時点の情報です。