2026年6月号
適切な情報提供求める-乱用薬販売で事務連絡
バイアルは専用注射器を-インスリンで過剰投与例
適切な情報提供求める-乱用薬販売で事務連絡
情報提供元:薬事日報社
厚生労働省は、1日の改正医薬品医療機器等法施行による指定乱用防止医薬品の販売規制強化を踏まえ、要指導医薬品・一般用医薬品販売時の適切な情報提供と相談の対応を徹底するよう薬剤師等に事務連絡で求めた。
今回の事務連絡では、改正薬機法に基づき、一般用医薬品等を販売する際の適切な情報提供と相談への対応を徹底するよう薬剤師と登録販売者に求めた。特にエフェドリンなど8成分を含有する指定乱用防止医薬品については、購入者の年齢、他剤の使用状況等の確認、乱用による健康被害のリスクを購入者に分かりやすく説明することなど、適正使用を促すための積極的関与が必要であることを強調した。
薬剤師など医療従事者が一般用医薬品等による依存の疑いがある副作用事例を把握した際の報告の流れも記載。医薬品医療機器総合機構(PMDA)の報告受付サイト等を通じて速やかに報告することとした。
保健衛生上の危害発生または拡大を防止する必要があると判断した場合は「副作用等の名称または症状、異常所見」の項目に、薬物依存または薬物依存の疑いと記載して報告するよう求めた。
バイアルは専用注射器を-インスリンで過剰投与例
情報提供元:薬事日報社
医薬品医療機器総合機構(PMDA)は医療安全情報で、インスリンバイアルから薬液を調製する際に一般の注射器を用いて単位換算を誤って過剰投与に至る事故等が報告されているとして、インスリンバイアル使用時には必ずインスリン専用注射器を使用するよう呼びかけた。
インスリン専用注射器の目盛りには「単位」または「UNITS」と表示されているが、一般の注射器には同様の表示がない。そのため、調製前には使用する注射器に必ずこれらの表示があることを目視で確認するよう求めた。
使用者の注意だけでは防げないエラーを防止するため、物理的に専用注射器を選びやすくする工夫も有効とした。
具体的には、インスリンバイアルと専用注射器をセットにして保管すること、バイアル自体に「専用注射器を使用」と記されたタグを貼付して注意を促すこと、一般注射器の保管場所には「インスリンには使用しない」と明記して混同を防ぐことなどを挙げた。
インスリン専用注射器を冷蔵庫で保管する場合、保管条件は製造販売業者により異なるため、冷蔵保管が必要な場合は必ず各製造販売業者に事前に確認することも必要とした。