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いなば耳鼻咽喉科クリニック 様
応対者:院長 稲葉 雄一郎 様茨城県取手市/耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科の一般診療から日帰り手術まで、幅広い診療を支える複雑なセット展開が魅力
いなば耳鼻咽喉科クリニック様は、2020年12月、茨城県取手市で開業されました。お子様やご高齢の方など幅広い世代の耳鼻咽喉科の一般診療から、花粉症、めまい、睡眠時無呼吸症候群(CPAP処方)、喉や鼻(副鼻腔含む)の日帰り手術まで、幅広く対応されています。患者様一人ひとりを丁寧に診察するために、医師1名体制で多様な処置を効率よくこなすことを重視されており、開業当初から電子カルテ「BrainBox Cloud」を導入いただきました。現在は、「BrainBox CloudⅡ」にアップデートされています。
院長の稲葉 雄一郎様に、BrainBox導入の経緯やYUYAMA製品を選んだ理由、クリニックでの実際の運用方法について詳しく伺いました。
導入事例ハイライト
POINT1:【選定のポイント】素早い入力、複雑なセット展開、機密性が決め手
1) 1日最大120名の診療を支えるスピーディな入力
2) 診療のバリエーションに合わせた複雑なセット展開
3) 情報漏洩のリスクが低い、優れた機密性
POINT2:【導入後の活用と効果】当院らしい診療スタイルを支える高い拡張性
1) 病名ではなく解剖の部位に沿ったセット展開を自身でカスタマイズ
2) CTや内視鏡などの最新機器と電子カルテを連携
3) 医師やスタッフの動線に合わせた柔軟なシステム配置で「究極の効率化」を実現
POINT3:【YUYAMAのここがスゴイ!】立ち上げから障害時まで支える伴走型サポート
事前の手厚いレクチャーや現地駆け付け対応、VPN障害時の速やかなサブサーバーへの切り替えなど、診療を止めない安心のサポート体制
まずは、いなば耳鼻咽喉科クリニック様の概要について教えていただけますか?
当クリニックは2020年12月、JR常磐線取手駅に直結した4階建てビルのテナントのひとつとして開院しました。同じビルには他の診療科クリニックや調剤薬局、保育園も入っているため、来院されるお子様のためにキッズエリアを設けるなど、患者様に寄り添った施設づくりを行っています。
耳鼻咽喉科クリニックを開業するにあたって、どのような経営課題がありましたか?
世の中には1日に150~200人も診療される耳鼻科もありますが、単に患者数を増やすだけでは流れ作業のようになってしまうという懸念がありました。当クリニックは医師が私1人なので、1時間あたり15人、すなわち診察時間が1人4分とすると、1日8時間の診療時間内では最大120人が、私にとって丁寧に診ながらこなせる限界の数です。外来で一般診療から日帰り手術まで幅広く対応していることも考慮すると、さらに診療数を増やすにはどうしたらいいか、医師を増やしたほうがいいのかといったところが、今の経営面での課題です。
開業当初から「BrainBox Cloud」を導入いただきましたが、導入に至った経緯をお聞かせください。
コロナ禍での開業だったため、周囲からは「本気か」「潰れるのではないか」と言われたこともありました。そこで、開業時の設備投資を惜しまず、地域に「すごいクリニックができた」と認知してもらえるような戦略をとりました。クリニック内の床には高級なカーペットを敷き、高画質内視鏡やコンビームCTなどの最新設備を揃えています。電子カルテも同じで、「すごい電子カルテ」を導入することで地域の方々に強いインパクトを与えられるのではないかと考えました。
クラウド型を選ばれた背景は?
当クリニックでは、内視鏡を使った喉や鼻(副鼻腔含む)の手術など、日帰り手術を多く実施しています。そのため、術前の採血結果や術中・術後のトラブル対応に向けた予習・確認を前日に自宅でも行えるように、当初からクラウド型を前提として探していました。遠隔診療を行うわけではありませんが、患者様の安全を担保するためには、クリニック外からも遠隔操作で電子カルテにアクセスできる環境が必須です。クラウド型電子カルテを展開する5社ほどを比較検討し、「BrainBox Cloud」に決めました。
様々なクラウド型電子カルテの中から、YUYAMAの「BrainBox Cloud」を選ばれた決め手は何でしたか?
とにかく最強の電子カルテが欲しかったんです。当クリニックは診療のバリエーションが幅広く、術前後の診察や処置で来られた方、めまいで嘔吐されている方、中耳炎のお子様などが次々と来院されます。どんな症状も「何でも診るぞ」というつもりでいるので、診療のバリエーションがどんどん増えていくんですよね。そのため、素早い入力、複雑なセット展開、そして情報漏洩のリスクが低いこと(機密性)、この3つを意識して選定しました。
| 【いなば耳鼻咽喉科様の電子カルテ選定における3つのポイント】 | |
| 入力の「スピード」 | ショートカットキーなどを活用することで、時間をかけずに素早く入力できる |
| 複雑な診療にも耐えうる「セット展開」の柔軟性 | 診療部位を右・左で分ける耳鼻科はセット数が多くなりがちだが、カルテ画面内で対象部位と診療行為を一括登録し、ワンタッチで展開できる |
| 徹底された「機密性」 | 一般的なクラウド型電子カルテと異なり、ユーザーごとに仮想サーバーをデータセンターに構築する「1対1のシステム」を採用することで、情報漏洩などのリスクが低い安全・高セキュリティなシステムを実現 |
「複雑なセット展開」を重視して選ばれたとのことですが、具体的にどのように運用されていますか?
セット展開を自分好みに細かく組むことで、コストもコメントもシェーマも点滴も、ワンクリックで全部出せるようにしています。セットの組み方次第で、いろいろな症例に対応しやすくなるのがありがたいです。 セット展開の細かいところは、自分でカスタマイズしています。当初は病名でセットを分けていましたが、解剖の部位(耳、鼻、喉など)の階層分けにしたらしっくり来るようになりました。病名だとセット登録が五十音順になってしまうので、今はこのやり方で柔軟に運用しています。型にはめすぎるのもよくないですが、多少外れても問題なく運用できるセット展開の柔軟さが大事だと思っています。
様々なポイントで比較検討した結果、納得のいく選定をしていただけたということですね。
同時期に県内では7~8軒の耳鼻科医が新規開業しており、その先生方の多くがYUYAMA製品を導入されたという噂も聞いて、参考にした部分もあります。もちろん最終的には、自分のやりたい診療の方向性と合致していたことと機密性の高さが決め手となりました。
現在、クリニック内で電子カルテをどのように配置されていますか?
2つある診察室に1台ずつ、受付に3台、処置室に1台、そして診察室1と2の間の共有スペースにも1台、計7台を配置しています。スタッフ構成としては、医師が私1人で看護師が1名、医療事務が常勤・パート合わせて3.5名、処置室の助手が4名で、全員が入力作業を行っています。
共有スペースに配置した電子カルテは、どのように活用されていますか?
カルテはSOAP形式で入力しますが、問診にあたる「S」の部分をいかに効率化するかが重要です。そこで、共有スペースの電子カルテは常にスタッフが1人座っていて、Sを書いたり、SOAPの下の『備考欄』を入力したりする時に使っています。 患者様が話す内容のうち、今回の診察には直接関連性のない情報をうまく省略しながら要約するのが効率化のカギです。そこで、Sの部分はAI問診には頼らず、事前にスタッフの手入力で埋めてもらっています。スタッフには、病歴を簡潔に2行でまとめるレクチャーを繰り返しました。私が診察する時には、スタッフによって短くまとめられたSがすでに入力済みになっています。 カルテの下部にある備考欄には、他院からの紹介経緯や既往歴などをドラッグ&ドロップしてもらい、そこを見れば患者様のことが全部わかるようにしています。雑談の内容を入れておくと、久々に来院された患者様と話す時に「先生、なんで覚えてるの?」と喜ばれますね。
CTや内視鏡も最新機器を導入されていますが、BrainBoxとの連携はいかがですか?
耳鼻科は連携機器が多くなりがちですが、YUYAMAは他の機器との連携に関して、追加費用が発生しないのがありがたいですね。新しい機器を購入した際に連携できるかどうかも大事ですが、とにかくYUYAMAはアフターサービスが素晴らしいです。トラブルがあってもたらい回しにされず、すぐに繋がります。電子カルテはクリニック経営のインフラなので、困った時に助けてくれるサポート体制は電子カルテの機能面と同じくらい大事です。
YUYAMAのサポート体制も高く評価いただいているのですね。具体的なエピソードがあれば教えてください。
実は先日、VPN接続が途絶えて電子カルテが繋がらなくなったことがありました。電話したら、すぐ一時的にサブサーバーへ切り替える対応を行ってくださり、診療を止めることなくどうにか乗り切ることができました。担当の方は、当クリニックのシステム設計の細やかなところまで覚えていてくださるので、本当にすごいなと思います。
仮に半日でもシステムが停止すれば大きな機会損失になってしまうため、当社では「診療を止めない」という考え方を軸に、システム開発に取り組んでいます。運用の安定性を重視し、クラウド型であっても院内にサブサーバーを標準設置しております。
システム導入時のレクチャーはいかがでしたか?
導入当初は、YUYAMAの担当の方が立ち会ってくださって、付きっきりでサポートしてくれました。とても褒め上手な方で、私が描いたシェーマをたくさん褒めてくれたのが良い思い出です。 ただ、開業から3~4年の間は、スタッフが手書きで要約した問診内容を私がタイピングで入力するというフェーズがありました。それで診療がスムーズに回るようになったので、「今、あなたが手書きでやっていることを、あとはタイピングしてくれたらいいよ」という形で、スタッフもスムーズに電子カルテ入力に移行できました。
手書きで要約したものを電子カルテに入力するというやり方は、電子カルテ導入直後の他のクリニック様においても応用しやすい画期的な方法ですね。
最後に、今後の展望と、電子カルテ導入を検討されている先生方へのメッセージをお願いします。
今後は構築したシステムを活用してさらにオペの件数を増やし、耳鼻咽喉科クリニックの金字塔になりたいと考えています。 YUYAMA製品は柔軟なセット展開ができるため、型にはめすぎず自身の好みに細かく組むことができます。耳鼻科はもちろん、小手術を行う泌尿器科や整形外科、血管外科などのマイナー外科のクリニックにもおすすめできます。
お忙しい中、本日はありがとうございました。
Clinic Profile
いなば耳鼻咽喉科クリニック 様
所在地:茨城県取手市中央町2-25取手iセンター3階
2026年7月時点の情報です。


