BrainBox新シリーズ、BrainBoxV-Ⅳについてご紹介!
電子カルテは日々進化しており、現在では人工知能であるAI(Artificial Intelligence)が医師の業務をサポートするようになりました。
本記事では、2004年に無床診療所向け電子カルテとして販売してきた「BrainBox」の新シリーズ、「BrainBoxV-Ⅳ」をご紹介します。
電子カルテにおけるAIの役割
AIを搭載した電子カルテでは、下記のような役割を担います。
初診・問診の改善
電子カルテを導入していない医院やクリニックで患者さんが初診を受ける際には、紙の問診票に必要事項を記載するなど、診察を受けるまでに時間がかかります。
また、問診中も医師が症状などを質問し、都度カルテに記載します。
このような作業の際にAIが搭載された電子カルテを使用することで、入力内容から質問を自動で生成したり、記載事項に抜け漏れがあった場合は入力を補助したりといった、初診時の問診での課題を改善することが期待できます。
医師の負担軽減
医師は、多くの患者さんを診察するために電子カルテへ診療情報を素早く入力する必要があります。
また、さまざまな症状の中から適切な傷病名などを特定し、各種指示箋や処方箋を作成する必要があるため、大きな負担となっています。
AIを利用すれば、膨大なデータの中から傷病名を特定したり、入力する情報を学習して入力補助を行ったりするといった、医師の負担軽減が期待できます。
BrainBoxV-Ⅳの機能一例
こちらでは、ユヤマの電子カルテの最新シリーズである「BrainBoxV-Ⅳ」の機能をご紹介します。
AIによるオーダー提案機能
「BrainBoxV-Ⅳ」にはAIが搭載されており、電子カルテ内の情報だけではなく、会計やレセプトの内容を解析し、医師に診療内容や処方などを提案します。
たとえば傷病名決定時においては、「過去のデータと記載内容が似ているので、この患者さんの症例は○○ではないでしょうか?」といったようにAIが提案してくれます。
レセプト一覧表示機能
レセプト業務は、診療情報を医療保険制度に則ってレセプトを作成し、診療報酬を請求する業務です。
記載内容に間違いがあるとレセプトの返戻や減点などの査定を受けるため、間違いがないように記載する必要があります。
「BrainBoxV-Ⅳ」ではレセプトの一覧表示機能があり、当月と過去のレセプトとの比較・確認をスムーズに行うことができるため、間違いを防ぐことができます。
高機能医薬品データベース搭載
「BrainBoxV-Ⅳ」には高機能の医薬品データベース「A la carte Bank」を搭載しています。
それらの情報を参照することができるだけではなく、「○○錠の投与が禁止されているため、○○錠に変更しますか?」といった処方の補助も行うことができるため、処方ミスを防ぐことができます。
電子カルテを導入する前に行っておいた方が良いこと
こちらでは、電子カルテを導入する前に行っておいた方が良いことをご紹介します。
カタログの取り寄せ
電子カルテを導入する際には、検討対象の各メーカーからカタログを取り寄せ、それぞれの特徴を事前に理解しておきましょう。
見積もり
電子カルテを導入する際には、初期投資が必要となります。
そのため、導入を検討している電子カルテが複数ある場合は、各社からハードウェアスペックと費用、ソフトウェア費用、各種作業費用などのように内訳を詳細に明記した、「導入にいくら必要なのか」が比較検討できるような見積もりを取りましょう。
デモの実施
導入を希望する電子カルテについては必ずデモを交えたメーカー商談を行いましょう。その際は、操作性やほかのシステムとの連携、画面デザイン、処理速度などを確認しましょう。
「BrainBoxV-Ⅳ」はいずれも対応しているため、ご不明点やご依頼ごとがありましたらお気軽にお問い合わせください。
おわりに
本記事では、ユヤマの最新電子カルテ「BrainBoxV-Ⅳ」についてご紹介しました。
「BrainBoxV-Ⅳ」ではAIによるオーダー提案機能やレセプト一覧表示機能、高機能医薬品データベース搭載といった特徴があります。
AIを搭載した「BrainBoxV-Ⅳ」を利用して、業務効率の改善を図ってはいかがでしょうか。
参考URL:https://www.yuyama.co.jp/product/products/karte_V4.html

株式会社ユヤマ

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