2021.07.29電子カルテ

【電子カルテ連携】医事会計システムについて

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医療会計システム

「医事会計システム」という言葉をご存じでしょうか?

医事会計システムは誕生の歴史が長いシステムになります。

医事会計システムを電子カルテと連携させることによって、窓口業務が非常にスムーズに行えるようになります。

今回は医事会計システムについてご紹介していきます。

 

「医事会計システム」について

多くの医療機関において必ず電子カルテとつなげるシステムとなるのが「医事会計システム」ではないでしょうか?

医事会計システムの歴史は1970年代にまで遡り、医療現場において最初にシステム化されたものであるとされています。

その後1980年代にはオーダーエントリーシステム、1990年代には電子カルテと次々に医療の現場で使用されるシステムが誕生しました。その頃にはほぼ大半の医療機関で医事会計システムは普及浸透していたのですが、2000年代の電子でのレセプト請求が原則義務化されたことにより、現在ではほぼすべての保険医療機関で医事会計システムの普及が完了するに至りました。

 

医事会計システムと電子カルテの関係性

電子カルテに診療内容を入力していき、医師のオーダー内容を各部門で実施すると同時に、医事会計システムが保険点数に換算してレセプトデータを作り当日患者が窓口で支払う自己負担分と保険請求分とに整理し、1か月分蓄積された保険請求分と診療報酬請求書の形式にまとめ上げて、請求するという流れが医事会計システムと電子カルテの関係性になります。

医事会計システムと電子カルテの関係性は、「診療行為を適切に金額換算する仕組み」と言えるでしょう。

 

【医事会計システム】レセプトチェックについて

レセプトチェックについて

医事会計システムは本来、レセプト作成を行うことを主とするシステムになります。

そのためレセプト請求の行いやすさはもちろんですが、レセプトチェックに関しても検討する必要があります。

レセプトチェックのタイミングも重要なポイントです。

 

原義に即して言えば、レセプト請求を行う前に電算ファイルの形式にしたのち、レセプトチェックのソフトで点検を行い、その点検結果に基づき修正を行って請求するという手順になりますが、ゆくゆくは1か月分蓄積され、レセプトデータとしてまとめられていく「日々の(患者ごと)の会計」のタイミングで、その場で直ちにチェックを行い、誤りを正すことを「レセプトチェック」と呼ぶことの方がむしろ主流です。

加えて、近年では電子カルテで処方をオーダーするだけで適応病名・薬の作用などを確認できる「オーダーチェック」という仕組みが数多くのメーカーが実装されるようになりました。

ただ、その点検内容にもさまざまなものがあるため、どの範囲までチェックを通すのかをきちんと決めておかなければなりません。

 

おわりに

今回は医事会計システムについてご紹介しました。

医事会計システムと電子カルテを連携させることによって、診療行為を瞬時に正確に金額換算することができ、日々の医療事務業務の手間や負担を大きく減らすことができるでしょう。

電子カルテとの連携を検討されている方は、クリニック向け電子カルテでは医事会計一体型のパッケージシステムも多数販売されておりますので、そういったパッケージシステムを検討されてみてはいかがでしょうか。

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