2020.04.28電子カルテ

クラウド型電子カルテが今後の医療にかかせない訳とは

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患者と医師

クラウド型電子カルテ。

電子カルテの導入を検討されている方は昨今よく聞くフレーズではないかと思います。

電子カルテは今後の医療の発展に関する大きな可能性を秘めていると言われています。

こちらの記事では、そんなクラウド型電子カルテとその可能性についてご紹介いたします。

クラウド型電子カルテとは何か

クラウド型電子カルテとは、インターネット回線を介して電子カルテの提供会社が用意したセキュリティが強固なサーバーを利用するタイプの電子カルテのことです。

オンプレミス型の電子カルテでは、そのデータは院内に設置されたサーバー内にあります。

クラウド型の電子カルテはそれとは異なり、サービスの提供会社が保有するサーバーにアクセスし、医療情報の記入・編集・管理を行います。

そのため、その(セキュリティが強固な)サーバーにアクセスできる環境であればどこからでも医療情報を確認することができるという利点があります。

医療情報の管理を院内の紙のカルテで行わずに済むため、セキュリティ面や情報の保全性の面から言っても安全性が高いシステムだと言えるでしょう。

電子カルテの歴史について

電子カルテの歴史

クラウド型電子カルテがなぜ今後の医療にとって欠かせないのかを知るために、電子カルテの歴史についても知っておきましょう。

電子カルテの歴史は実はまだ新しく、日本での歴史としては1999年に始まっています。

医療機関の電子カルテが正式に認められてから日本ではまだ20年ほどしか経過していないのです。

もともと、医療情報は紙で記録されていました。

しかし、医療が発展していくにつれて、管理や共有など様々な面で紙のカルテからの改善を求められるようになりました。

その改善をおこなったカルテが電子カルテです。

医療の現場における必要性にこたえる形で登場した電子カルテですが、その登場後に当時の厚生省は電子原則を定義します。

その電子原則とは、「保存性」「真正性」「見読性」の三つです。

この条件を三つともに満たすことのできる電子カルテを電子カルテとして使用することを認めると定めたのです。

この後、そもそも必要性の高かった電子カルテは大病院、個人の診療所問わず多くの医療施設で導入されるようになったのです。

クラウド型電子カルテの登場

その後、電子カルテの一つとしてクラウド型電子カルテが登場します。

クラウド型電子カルテは、オンプレミス型のような大規模なシステムを必要としない小規模の病院や無床クリニックを中心にそのシェアを大きく伸ばすことになります。

それまでのオンプレミス型の電子カルテは、初期費用が大きくかかり専用の設備も備えなければならないなど導入の障壁が高いことも多くありました。

電子カルテの導入を考えている多くの中小規模の病院や個人の診療所にとってこの障壁は決して低くはないケースも多かったのです。

ですが、そこにクラウド型が登場することでメリットを感じ、多くの診療所などでクラウド型の電子カルテは導入されるようになりました。

もちろん、安価ゆえに操作性や機能性が限定される場合もあります。ですので、費用は多少高額ながらも、操作性/機能性が優れているクラウド型の導入も検討しながら、ご自身の使い方に合った製品を選ぶのが良いでしょう。

医療を大きく発展させる可能性を持つ電子カルテ

これからの電子カルテ

電子カルテは、患者に関するあるいは治療に関する膨大なデータを蓄積・共有することができます。

それは今までの紙のカルテでは決してできなかったことです。

こういったデータを多くの医療機関で共有できるようになれば、医療は飛躍的に発展をする可能性もあるのです。

情報をどこまで共有するかというのは重要かつ繊細な課題ではありますが、それでも医療の発展の可能性は人類にとってとても夢のある話ではないでしょうか?

おわりに

電子カルテの歴史や今後の可能性について話してまいりました。

電子カルテの導入をご検討の方にとって参考になる内容でしたら幸いです。

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