電子カルテを導入する前に確認しておきたい注意点

電子カルテ導入の際には、様々なことに注意をしておかなければいけません。
それは導入したからと言ってすぐさま、最高の成果を出してくれる道具ではありません。
電子カルテをよりうまく活用するために、電子カルテ導入の際は、以下の点に注意をしておくようにしましょう。
導入目的を明確にする
電子カルテは、導入することでどのような問題でもたちどころに解決できるような道具では当然ありませんし、誰もが導入したその日からそのメリットを最大限享受できるという道具でもありません。
確かに様々な問題を解決することのできる優れた医療ICTに関わるアイテムの一つです。
ですが、電子カルテが本領を発揮するためには
・導入の際に導入目的が明確になっている
・その目的が関係者に周知されている
・目的達成のために必要な機能が搭載されている
必要があります。
「電子カルテを導入したけれど、特に何も変わらない。」
「電子カルテを導入したことによる成果を感じられない。」
そういった声も少数ながら、いまだに耳にすることがあります。
それは何故かと言うと、導入する目的が事前に明確になっていなかったり、周知されていなかったり、と前述したような電子カルテが本領を発揮するための要件を満たせていないからです。
目的を明確にし、成果を最大に出せる下地作りさえきちんと出来ていれば、電子カルテの効果は最大化することもできるのです。
電子カルテの選定は適切か

導入目的を明確にした後は、その目的を果たすために適切なものの選定を行う必要があります。
そのためには、どのような機能が必要なのかをリストアップしたり、取り入れた後に想定される問題を事前に明らかにし解決策を講じておいたりする必要があります。
機能や操作性、どういったサポートが必要なのか、など、選定するにあたって、気になる問題はすべて洗い出し解決をしておきましょう。
そういった適切な選定が出来ていれば、導入した際の成功率はぐんと高くなります。
電子カルテの注意点
また、カルテを電子化するにあたっては注意点もありますので、そちらに関してきちんと知っておくことが必要になります。
第一に気にしておくべきことは、セキュリティについてです。
紙のカルテとは違い、カルテ自体を紛失してしまったり誰かの手に渡ってしまったりというリスクはありません。
しかし、電子データは紙のカルテのような無くなり方はしませんが、電子情報を全件丸ごとコピーし持ち出すことはできてしまいます。
また、契約する会社によっては、サーバーに脆弱性があるということもあるでしょう。
電子カルテを取り入れるにあたってはそのような点にも注意し確認をしておくようにしましょう。
保守費用などの注意点

新しいシステムであるため、イニシャルコストについて意識をすることもあるかと思います。
その際、同時にランニングコストである保守費用についても意識をしておくようにすると良いしょう。
単に金額の問題として見るのではなく、保守の範囲がどの範囲なのかを見るようにすると良いでしょう。
ランニングコストが安すぎても、保守範囲が狭ければ意味がありません。
必要な内容の保守をしてもらう前提でどの程度の費用がかかるのかを確認しておきましょう。
おわりに
電子カルテの導入にあたっては、目的を明確にしたり、適切な選定を行ったり、保守費用やセキュリティの面に注意したりする必要があります。
電子カルテを取り入れるからには、なるべく早く成果を出したいものです。
きちんと成果を出すことができるよう、本記事の内容を活用いただけると幸いです。
株式会社ユヤマ
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