電子カルテ導入後の保守範囲 何をどこまで対応するのかをご説明

診療所の基幹システムとして使用されている電子カルテ。
普段は問題なく使用ができていても、ある日突然故障やシステムダウンなどトラブルが発生する可能性があります。
メーカーに電話したところ、「保守契約範囲内なので無償で修理します」「保守範囲外なので有償で修理になります」などといわれたことはないでしょうか?
本記事では、電子カルテ導入後の保守範囲について、何をどこまで対応するのかをご説明いたします。
保守契約とは?
保守契約とは、電子カルテに不具合が起きた場合の復旧作業や、技術的な質疑応答などのサービスを提供する契約です。
電子カルテでは、システム(ハードウェア、ソフトウェア)に不具合があった場合、提供した電子カルテメーカーが対応します。
保守契約時の注意点

こちらでは、保守契約時の注意点や確認事項をご紹介します。
オンサイト対応
オンサイトとは、電子カルテに急なトラブルが発生した際、電子カルテ所有者から連絡すると、すぐに駆け付けることを指します。
部品交換が必要な故障修理の場合に実施されます。
遠隔保守(リモートメンテナンス)
電子カルテメーカーのサポートデスクから、連絡を受けたユーザーのシステムに対して遠隔操作で作業を行う対応です。
事象の確認、原因の特定から運用の復旧までの作業を行います。
対応時間
トラブル発生時や問い合わせなどに対応する曜日、時間です。
日曜や祝日あるいは深夜にも診療している診療所もあるかと思いますので、対応時間についてはメーカー選定の段階で先ず自院の診療時間を電子カルテメーカーの担当者に伝えましょう。
出張料・技術料
技術スタッフが訪問するための交通費や、部品交換など修理作業を行う場合の技術料です。
新任スタッフに対する追加レクチャー(操作指導)を受ける場合の料金についても同様です。
技術料については何をどこまでがサポート範囲なのかを確認しておきましょう。
故障部品の交換
故障の原因となった部品を交換する際にかかる費用です。契約期間内は無償対応となる交換部品代も、ユーザーの誤用に起因する故障では実費負担(有償)となる場合があります。
保守契約期間
保守契約書に記載しているサポートを受けられる期間です。
契約満期になると自動で解約になるのか、契約を更新することができるのかなどを確認しましょう。
支払い方法
毎月支払いが発生するのか、保守契約締結時に一括で支払うのかなど支払い方法に関する項目です。
ソフトウェアのアップデート
電子カルテ(ソフトウェア)の機能追加や機能改善などのバージョンアップ、法改正への対応などです。ユヤマでは契約期間中のこれらアップデートは都度の追加費用なしに全て受けられるので、常に最新バージョンの電子カルテシステムをご使用いただいております。
おわりに

本記事では、電子カルテ導入後の保守範囲について、何をどこまで対応するのかをご説明してまいりました。
保守契約とは、電子カルテシステムに不具合が起きた場合の復旧作業や、技術的な質疑応答などのサービスを提供する契約です。
保守契約の注意点は安心して電子カルテを使い続けるために、オンサイト対応やリモートメンテナンスなど、さまざまな情報を確認する必要があるという点です。
ユヤマでは法改正対応を含めたすべてのバージョンアップについて追加費用なしに受けていただけるなど、手厚いアフターフォロー体制をご提供いたします。
株式会社ユヤマ
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