2021.02.25電子カルテ

【電子カルテコラム】個人健康情報管理(PHR)とは

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個人健康情報管理

私たちが医療機関にかかった際には、診療を受けた医療機関のみに検査結果・診療記録を電子カルテとして保存されています。

また別の医療機関での処方薬情報などもそれぞれにデータが保存されます。

近年では、そういったバラバラになっている個人の健康に関するデータを1つに集約する「個人健康情報管理(PHR)」という動きが高まってきています。

今回はそんな「個人健康情報管理(PHR)」についてご紹介します。

 

個人健康情報管理(PHR)とは?

一人一人の患者さんに関しての健康・医療・介護といった各分野データをまとめて、一ヶ所に保存しておくことを「個人健康情報管理(PHR)」と言います。

「Personal Health Record」の略語である個人健康情報管理(PHR)は、本来であればバラバラになった各分野データを総合して閲覧・活用することができるため、自分自身の生活改善や健康増進にも効果的です。

近年ではスマートフォンの出現やクラウド技術が進展したことによって、本人が同意すればたくさんのデータを有効的に扱うことができます。

たとえば、医療機関での診療データ・保険会社による健康関連のデータ・薬剤・体重・食事といったデータが挙げられるでしょう。

これらのデータは自分でアプリに記録したり、提供されたりとさまざまです。

健康改善に対する利用はもちろんですが、医療機関がそのデータを活用することによって業務の効率化・医療サービスの向上につなげられます。

個人健康情報管理(PHR)の活用メリット

PHRの活用

個人健康情報管理(PHR)の活用によって、一人一人の患者さんに対してきめ細やかな診療を行うことが可能になります。

近年普及され始めたIoT端末を連携させ、運動・身体データの収集をすることで日常の生活においてのアドバイスを行うことが可能になります。

より適切な薬剤処方を受けることもできるでしょう。

また複数の医療機関に通院している患者さんであれば、電子カルテシステムを介して、

そのデータを共有することによってその患者さんに最適な医療・診療のサービスを提供することもできるのです。

各国における個人健康情報管理(PHR)

お薬手帳

各国における個人健康情報管理(PHR)の活用としては以下のような方法があります。

日本・アメリカ合衆国・フランス別に分けてその特徴を見ていきましょう。

日本

「お薬手帳」の普及に取り組んでいる日本。

薬剤師・医師に対してアレルギーや服薬履歴のデータを記載することで、副作用防止・薬の飲み合わせ確認を行えるように管理しています。

アメリカ合衆国

過去のオバマ政権によって医療情報のネットワーク化が進められたアメリカ合衆国。

民間の事業者・地域医療のネットワーク・IT企業サービスなど個人健康情報管理(PHR)システムも多様化しています。

フランス

「患者さん自身が診療情報を管理する・医療従事者の間でその情報を共有する」ことを目的として、健康情報共有システム庁が個人診療記録システム(DMP)を運営しています。

個人診療記録システム(DMP)には、「INS」というIDが用いられています。

各個人のデータの保存期間は10年になります。

患者さんはインターネットを活用することで、自分の医療情報を確認することができます。

おわりに

今回は「個人健康情報管理(PHR)」についてご紹介しました。

個人の医療や健康などの情報を共有化することで、自分自身で健康を促進できる・医療サービスの充実化・開発促進につなげられるなど、さまざまな利点があります。

他分野と比較すると「働き方改革」の推進が遅れつつある医療の現場。

「個人健康情報管理(PHR)」を医療現場で活用することにより、人手不足であっても生産性を大いに上げることができ、業務効率化にもつながるのではないでしょうか?

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