2021.01.14電子カルテ

【電子カルテコラム】レセコンとは?

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「レセコン」は医療業務の効率を上げる便利なツールです。

また、電子カルテと連携させることで、さらに業務効率が上がることでしょう。

今回は、電子カルテと連携させると便利な「レセコン」の機材についてご紹介します。

レセコンとは?

レセコンとは、「レセプト(診療報酬明細書)や診療報酬請求書」を作成できるコンピューターを意味しています。

そもそもレセプトとは、診療・治療の内容をもとに算定された診療報酬請求内容を記している明細書です。

そんなレセプトの作成はもともと、高度な知識・計算技術が必要となる複雑な作業でした。

以降、医療の現場でIT化が進み、ついに誕生したレセプトを作成するコンピューターにあたるのが「レセコン」になります。

コンピューターが日々の会計から保険請求に至るまでの複雑な計算や書類作成・印刷まで行ってくれるため、医療事務の手間を省くことができ業務効率が各段にアップしました。

レセコンを導入するメリットは?

レセコン導入

レセプト作成をコンピューターで行うことによって、医療事務業務の負担を軽減させることができます。

ミス防止にも役立つ「レセコン」は人よりも正確な計算を行い、自動システムによる点検で必要事項の記入漏れをも防ぎます。

ほかにも、診療報酬の制度改定に対応する自動システムが搭載されているなど、もし制度改訂となった場合でも面倒な作業を行う必要はありません。

レセコンと電子カルテを連携するメリットは?

レセコンと連携のメリット

電子カルテの中には、日本医師会が開発した「日医標準レセプトソフトウェア(ORCA)」と連携させて使用する製品や、すでにレセコンと一体型となった製品などがあります。

電子カルテとレセコンを連携させることでどのようなメリットが生まれるのでしょうか?

 

会計スピードが上がる

電子カルテと連携させることで、電子カルテの情報をレセコンに自動的に取り込むことができます。

これにより、医師が電子カルテに直接入力した情報が日々の会計(保険算定)処理、ひいてはレセプトにそのまま反映されるのです。

レセプト作成のためにカルテ情報を参照し、医療事務職としてのノウハウを駆使しながら、その内容を解釈・判断して算定項目をひとつひとつレセコン入力していくという作業がほぼ無くなる為、必然的に事務効率も上がるでしょう。

ほかにも電子カルテ・レセコンを連携させることで、それぞれの機材の扱いを会得しなくても良くなりまとめて扱うことができます。

会計のスピードが上がり、診察を終えた患者さんの待ち時間を大幅に削減することができるでしょう。

 

ミス修正やメンテナンスに手間がかからない

電子カルテ・レセコンそれぞれにデータが保存されていると、情報を修正したい時に両方を立ち上げて2回作業を行わなければいけません。

しかし2つの機材を連携させることで、その手間を1回に収めることができます。

ミス修正の手軽さ・人為的ミスの予防にもつながるため、連携させるメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

また診療報酬の改定や新薬登録の際の変更に関しても、2度手間にならずに済むため、普段のメンテナンスにも面倒な作業を削ることができます。

おわりに

今回は、電子カルテと連携させると便利な「レセコン」についてご紹介しました。

診療報酬明細書を作成してくれる「レセコン」はそれだけでも十分な機能を発揮します。

しかし単体でももちろん活躍しますが、電子カルテと連携させることでより便利なツールになるでしょう。

人の手を介する必要が無くなることから、作業ミスやメンテナンスなどの業務に使う労力・時間を使わずに済み、毎日の医療業務の効率が良くなること間違いありません。

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