小規模クリニックで電子カルテ導入が進みにくい理由とは?
現在、非常に多くの病院でカルテの電子化が進んでいます。
ただ、小規模クリニックでは大規模病院と比較すると電子カルテの導入が進んでいないという状況もあります。
これは一体なぜなのでしょうか?
その理由を見ていきましょう。
コスト、費用対効果の問題
小規模クリニックででも、昔と比べると非常に多くの場所で電子カルテは導入されるようになっています。
しかし、それでもなかなか導入が進まない小規模病院があるというのも事実です。
その際、理由を尋ねると真っ先に挙がってくることが多いのが、コストの問題です。
電子カルテにかかるコスト
電子カルテの導入には費用が掛かるため、手が出ない・優先順位が低い。
そういった返答が返ってくることが少なくありません。
こういった場合の多くは、以前の電子カルテの導入費用が非常に高かったころをイメージされています。
ですが、近年では、小規模クリニックでも手軽に導入することができるコストパフォーマンスに優れた電子カルテシステムも多くあります。
過去のイメージは一度忘れて、改めて電子カルテシステムの導入を検討することで、案外すんなりと電子カルテシステムを導入することができる。
そういった事例も少なくないのです。
電子カルテのコストパフォーマンス
また、費用対効果がわからないという声も多くあります。
そういった場合は、電子カルテシステムの提供会社に問い合わせをすると、すぐに解決するということも少なくありません。
電子カルテシステムのコストパフォーマンスは決して低くありません。
どのような点で、コストパフォーマンスに優れているといえるか。
それは、病院の状況によっても異なるため、まずはベンダー企業に問い合わせをしてみると良いでしょう。
ITリテラシーの問題
電子カルテの導入が進まない小規模クリニックの中には、パソコン操作に注意を割かれ、これまでの通りの診療の質を維持できるか、心配で導入に踏み切れないというケースもあります。
また、パソコンに苦手意識のあるスタッフさんがいるという小規模クリニックもあります。
そういった場合には、紙のカルテに慣れているため電子カルテを導入することにどうしても前向きになることができないということもあるのです。
その際、おすすめなのは、直感的に使いやすい電子カルテシステムの導入です。
様々な機種がある中で、使いやすく、サポートが手厚い電子カルテシステムを導入すること
がよいでしょう。
おわりに
電子カルテシステムが小規模病院で進みにくいと言われる理由について、ご説明しました。
院によって、理由は様々ではありますが、それでもより多くのクリニックで電子カルテシステムの導入は進んでいっています。
他院は導入しているけれど自院はまだ導入していない。
そういったことになる前に、なるべく早く導入することができるように、これらの課題を解決できるようにしていきましょう。
まずは、電子カルテシステムのベンダー企業に問い合わせをし、悩んでいる部分について相談してみると良いでしょう。
株式会社ユヤマ
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