クリニック開業のために必要な設備やシステム、備品をご紹介
クリニック開業の際には、物件を探したり、各書類を作成したりなど、さまざまな対応をしなければなりません。
開業後もスムーズに診断するには、どのようなものが必要なのでしょうか。
本記事では、クリニック開業のために必要な設備やシステム、備品をご紹介します。
クリニック開業に必要な設備・システム
こちらでは、クリニック開業の際に必要な設備やシステムをご紹介します。
医療機器
医療機器は診療科目によってそろえるものが異なります。
たとえば消化器内科の場合は内視鏡だったり、皮膚科の場合はレーザー治療装置だったりなどが必要です。
電子カルテ
電子カルテは診断結果を電子化するためのもので、クリニックにとっては必須ともいえる機器です。
電子カルテはレセコンなどその他の機器と連携することができるので、業務効率を改善することができます。
また、設置する電子カルテはスペースや故障のことを考えると、クラウド型の方が好ましいといえます。
電気・水道などのインフラ
医療機器や電子カルテは電気がなければ使うことができず、トイレや手洗い場などで使用する水も各水道局と契約をしなければ使えません。
各機器の動作確認や勤務する従業員の研修を行うためにも、物件が決まったころに各インフラを整えましょう。
ベッド・イス・机
医師が診断時に使用するイスや机、患者さんが待合室で腰をかけるソファなども開業前に用意しておきたい設備に挙げられます。
ベッドの数については指定数以上になると「病院」の扱いになるので注意が必要です。
空調
暑かったり寒かったりする季節の中でも、快適に診断をすることができるように空調設備も充実させておきましょう。
設置する空調の大きさはクリニックによって異なるので、建設業者や空調設備を専門としている業者に確認しましょう。
ホームページ
パソコンやスマートフォンが普及した現代では、インターネットでクリニックや病院を検索します。
そのため、集客ツールとしてホームページを用意しておくことも重要です。
クリニック開業に必要な備品
こちらでは、消耗品や持ち運びが比較的容易な備品をご紹介します。
診察券
患者さん一人ひとりに渡す診察券も開業前に用意しておきましょう。
診察券は紙タイプのものやラミネート加工がされたもの、磁気カードなどさまざまな種類があるので、必要なものを採用しましょう。
問診票
問診票は、初診の方などが記載する、どのような状態でどこが悪いのかを確認するためのものです。
大まかに患者さんの情報を理解するために必要な問診票は、初回発注を多めにするなど、なくならないように管理もしっかりと行いましょう。
消耗品
トイレットペーパーや石鹸などといった消耗品も、なくならないように管理をしておくべき備品になります。
近年ではウィルスが流行しているので、アルコールスプレーやハンドジェルも用意しておいたほうが良いでしょう。
消耗品についてはいつ、どれくらい使うかがわからないので、前もって余分に用意しておくことをおすすめします。
聴診器などの診療道具
聴診器などの診療道具は、医師が診断する際に必要なものです。
どのような患者さんが来ても対応できるように、不足がないように用意をしておきましょう。
おつり
意外と忘れがちなおつりは、レジが導入されたらすぐに用意しておくことをおすすめします。
おわりに
本記事では、クリニック開業のために必要な設備やシステム、備品をご紹介しました。
クリニック開業の際には、医療機器や電子カルテ、水道や電気などのインフラが必要となります。
比較的持ち運びやすい診察券や問診票などの備品は使い切ってしまわないように、ある程度多めに発注して在庫がある状態にしておくことをおすすめします。
開業後スムーズに診断を行えるよう、準備を怠らないようにしましょう。

株式会社ユヤマ

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