2022.09.15電子カルテ

クリニック用電子カルテの選び方についてご紹介

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クリニックの電子カルテの選び方

クリニックの開業予定がある方の中には、電子カルテの導入を検討しているという方も多いのではないでしょうか?また、既に稼働中のクリニックに電子カルテを導入すべきか迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

クリニックに合った電子カルテを取り入れるには選び方にもいくつかポイントがあるのです。

今回はそんなクリニック用電子カルテの選び方について、導入検討時の注意点も併せてご紹介していきます。

電子カルテの種類について

電子カルテの種類として、大きく2つの種類に分けることができます。

「電子カルテと医事会計システムとが一緒になっているもの」「電子カルテと医事会計システム(レセコン/レセプトコンピュータ)が別々になっているもの」に分けられます。

 

前者のタイプは機能が豊富で、医師・窓口間のデータ共有に優れているということが特徴です。たとえば、医師のコンピューターから患者さんの診察予約の状況を確認することも簡単に行えます。

 

後者は現在使用中のレセコンに電子カルテ機能部分のみ付け足し導入する場合や、日医標準レセプト(ORCA)の導入を前提として、これと相互接続させて使用する為の電子カルテ機能部分のみからなるシステムです。

【クリニック用電子カルテ】選び方のポイント

選び方のポイント

では実際に自院ではどのような電子カルテを導入すれば良いのでしょうか?

選び方のポイントとしては「機能性」「操作性」「価格」「サポート面」の4つが挙げられます。

性能が高くともクリニックの規模に適したものでなければ導入の意味がありません。

電子カルテの価格帯も高い程良いというわけではなく、運用し始めた時の操作のしやすさ・電子カルテの機能が運用現場に適しているかをきちんとチェックしたうえで選ぶようにしましょう。

また見落としがちなのが「サポート面」ですが、手厚いものでなければ導入したとしても運用がうまくいかない可能性が高いです。

電子カルテ導入検討時の注意点

導入検討の注意点

電子カルテ導入検討時の注意点をいくつかご紹介します。

 

自院の診療スタイルに合ったものであるか

自院の診療スタイルに合ったものであるかを確認する必要があります。

患者の来院受付に始まり、診察や検査などを経て窓口会計へと至る患者の動線、スタッフの動線に悪影響を及ぼしてしまうのか、或いは今以上に合理的でスムーズなものへと改善できるのか、各社システムごとに搭載機能や設定変更の範囲は千差万別ですので、しっかりと確認しましょう。

使いやすいか・入力操作はしやすいか

診察時は患者さんと向き合わなければならないため、「入力操作がしやすいか」という点は非常に重要なポイントとなります。

キーボード入力が一般的ですが、タッチペンでの操作が可能なものもあります。

できる限り工数が少ないものを選ぶことで、入力時間を短縮させることにつながります。

また「画面が見やすい」「レスポンスが速い」などの項目も確認しておくと、電子カルテの使いやすさに関して総合的に評価することができます。

メーカーによるデモンストレーションを受け、必ずその場で実際に使用感を確かめるようにしましょう。

会計事務の実施方法を確認

電子カルテとレセコン(レセプトコンピューター)が一緒になっているものを選ぶという方法もありますが、医事会計システムが既にあるという場合、そのシステムと連携させることができるかを必ず確認しておかねばなりません。連携可能なものが限定されているため、注意が必要です。

 

ほかの機器との連携

電子カルテは先述のレセコンだけではなく、会計システムや検査機器、予約・再来受付システムといったさまざまな機器と連携を行うことができるものを選びましょう。

機器同士の連携ができると、リアルタイムのデータの反映が行えたり入力ミスといったリスクを下げたりすることができます。

そのため、導入する電子カルテが決まり、メーカーの担当者と商談を行う際にはほかの機器との連携についても確認しておきましょう。

 

クラウド型とオンプレミス型について

電子カルテの中には、自院が所有するサーバーに診療データを保管する「オンプレミス型」と、電子カルテメーカーが所有するサーバーに保管する「クラウド型」の2種類に分けられます。

下記、オンプレミス型とクラウド型の特徴をご紹介します。

 

オンプレミス型

オンプレミス型の電子カルテは、メーカーから電子カルテとして使用するパソコンなども含めて納品されることがあります。

メリットとしてはこれまでの普及率から、手厚いサポートを受けられることがある点です。

一方、オンプレミス型のデメリットとしては、メンテナンスや故障の際にはすべて自分で修理をしなければならない点が挙げられます。

何らかの原因により電子カルテ内のデータが消えてしまった場合、復元ができないこともあるため、コンピューターだけではなく使用しているパソコンの取り扱いにも注意しましょう。

 

クラウド型

クラウド型もオンプレミス型と同様に、電子カルテとして使用するパソコンなどを用意してくれるメーカーがあります。

また、クラウド型の性質上、現在使用しているパソコンの中に電子カルテシステムを組み込むことができるものもあるため、使用感を変えずに電子カルテを導入・利用することができます。

もし使用しているパソコンの不具合により保存データが消えてしまっても、クラウド上に保存されているデータを読み込むことができるため、データの保管能力が高いこともメリットのひとつです。

クラウド型のデメリットとしては、インターネット環境が無い状況では電子カルテを使うことができない点です。

 

このように、オンプレミス型とクラウド型にはさまざまな特徴がありますが、トラブルへの対応や使いやすさから、クラウド型の電子カルテをおすすめします。

 

 

おわりに

今回はクリニック用電子カルテの選び方について、導入検討時の注意点も併せてご紹介しました。

クリニックに合った電子カルテの選び方のポイントとして、「機能性」「操作性」「価格」「サポート面」の4つの面に着目するということが分かりました。

また導入を検討する際には、診療スタイルに合ったものか・操作がしやすいか・会計事務の確認この3つのポイントに注意しながら自院に合った電子カルテを選ぶようにしてください。

 

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