2019.11.20電子カルテ

電子カルテの導入において抱える課題と導入後に得られるメリット

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タブレットと聴診器

手間と時間をかけて作成し、保管していた紙のカルテを電子カルテに切り替えようという動きが2,000年頃から始まっています。

それでも完全に普及しているわけではないのは、いくつか原因があります。

導入したら得られるメリットと合わせて考えてみましょう。

電子カルテが抱えている課題

電子カルテが抱えている課題はなにかというと、多額の費用がかかることです。

費用がかかる理由は、必要な時に情報の閲覧ができるよう、システムを構築して運用するからです。

そのシステムの開発やデータを保管しておくサーバーの設置、そしてメンテナンスとやるべきことが数多く、そのために費用がかかります。

それが原因で、中小規模の病院や街の診療所では積極的な導入ができていません。

結果として、日本での普及率は政府の目標を大幅に下回っています。

それから、すべての患者のデータが電子カルテとしてまとめるにあたって、統一規格がありません。

各医療機関で異なる規格を使っていると、強みである情報の共有ができなくなり、紙のカルテとたいして変わらない利便性になります。

その課題を受けて、安価で使えるシステムの開発や統一規格をつくろうという動きがあります。

それらの努力により将来的には、普及が進む可能性はあります。

情報整理の時間短縮ができる

大量のファイル

患者の記録をデータにすることで得られるメリットとして、情報整理をするための時間が短縮できます。

そもそもカルテは患者の病気や怪我の症状や治療の内容などを記載するものです。

紙のカルテだと細かい部分まで人の手で書き込んでいかなければならず時間がかかります。その上、作成したカルテは、適切な保管場所に置かれなければ意味がありません。

1つ1つの作業を人が行うので、かなりの時間が必要になります。

データ入力であれば用意されたテンプレートに必要なことを入力していくだけの簡単な作業でカルテが仕上がるので必要な時間は紙のカルテに比べて短いです。

しかも、保管する場所を探す必要はなく、作成したら自動的に情報がデータベースに整理されます。

それが数百件、数千件という数になるので、節約できる時間はかなりの分量です。

多忙な医師などは、電子カルテを導入して情報整理にかける時間を短縮できればかなりの負担を軽減できます。

管理の効率が上がる

必要な情報をすべて紙の書類でまとめるとすれば、患者の数によっては膨大な量になります。

しかし電子カルテであれば、検査データも薬のデータもすべて紐づけすることでまとめて管理ができます。

簡単に管理できるということは、その情報を閲覧する時も、知りたい情報をすぐに見つけ出せるということです。

一度作成したデータは、削除しない限り残り続けます。

これにより業務を効率的に行うことができます。

また紙のカルテだと取り寄せた後に返却して、もとのところに戻さなければいけません。

そういった流れの中で、管理が行き届かなくて紛失するリスクもあります。

電子カルテはデータが保管されているサーバーにアクセスできればいいので、カルテを移動させる時間と手間は必要なく、紛失する恐れもありません。

このように管理が非常に簡単で、業務が効率化されます。

データの共有で診察の質が向上する

クラウドでデータ共有

データの共有ができる仕組みが最初からつくられていれば、過去の既往症やアレルギーなどをより簡単に知ることができ、適切な治療を行えます。

他にもデータの共有によりレセプト(診療報酬明細書)を作成する時に、他の医療機関で処方されている薬と一緒に飲んではいけない薬を処方しようとすれば、警告が出てきます。

それを見て医師は別の薬を考えたり、他の治療法を行ったりします。

このように医師の判断ミスによる医療事故が防げます。 

また、患者に病気や治療についての説明をする時にも、データにある画像や数値を提示しやすくなります。

これにより患者は説明を理解しやすくなり、治療を始めるのか・やらないのかの選択をする時に後悔することがなくなります。

おわりに

電子カルテは、導入に多額の費用がかかることや統一規格がないといった課題を抱えており、普及率がそれほど高くありません。

しかし、導入すれば、作業効率が良くなって時間の節約になりますし、作成から閲覧までの管理が簡単です。

情報の共有も瞬時にできますから最適な治療を行えます。データに含まれる画像などを使えば患者自身の理解も深められます。

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