2023.03.17クリニック開業 , 電子カルテ

診療所開業支援の内容や、受けられる支援について解説

現在勤務医として病院に勤務されている方のなかには、今後自分の診療所を開業したいと考えている方もいらっしゃると思います。

しかし、診療所を開業するためには多額の費用だけではなく、経営に関する知識なども必要です。

開業が不安な方は、診療所の開業支援サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

本記事では、診療所開業支援の内容や、受けられる支援について解説します。

 

「診療所開業支援」とは？

「診療所開業支援」とは、診療所を開業する際に必要な経営計画やマーケティングなどをサポートし、開業前後の行動を滞りなく進めることを目的としたコンサルティングサービスです。

現在勤務医としてお勤めの方は、さまざまな患者さんを診療する医療のスペシャリストと言えます。

しかし、診療所を開業すると、経営や集客、会計など医療以外の知識が必要となるため、人によっては何をどう進めれば良いかが分からないという方もいらっしゃいます。

また、開業したあと、経営不振が続くと短期間で閉業してしまう可能性もあるでしょう。

診療所開業支援サービスを受けることで、診療所の開業に詳しい専門コンサルタントが最適な方法やアドバイスを教えてくれます。

下記、診療所開業支援サービスの一例です。

 

経営計画

診療所の経営には、診療科目や開業地、経営理念の決定などが含まれます。

たとえば、人通りが多い開業地を選んだ場合でも、周辺にその診療を求めていない人がいないと収益は見込めません。

また、経営方針が固まっていないと、診療の目的や自院に合ったスタッフを採用できないことから、安定した経営が難しくなります。

これからの経営方針を固めるために、開業医と一緒に計画を練ることも診療所開業支援サービスのひとつです。

 

マーケティング

苦労して開業したにも関らず、思ったよりも患者さんが集まらなかったという経験をした開業医もいらっしゃいます。

診療所を開業しただけでは近隣住民に気付いてもらえず、最適な土地に開業をしなければ集客を見込むこともできません。

また、チラシをあまり見ない人が住むエリアにポスティングなどを行っても、効果は薄いでしょう。

そのため、近隣住民やターゲットに対して、最適な方法で自院を知ってもらうマーケティングのプランを立案するのも診療所開業支援のサービスに含まれます。

 

各種手続きのサポート

診療所を開業する際、役所や公共機関などさまざまな施設に書類を提出します。

開業を検討している勤務医は、通常業務と並行してそれらを進める必要があるため、いつ・どこに・どのような書類を提出する必要があるのかを管理する必要があります。

しかし、多忙な日々のなか、それらすべてを管理するのは大変なものです。

そのような場合、診療所開業支援を利用することでリマインドや入力補助などを行ってくれるため、負担を減らせます。

 

診療所開業支援は受けるべきか？

結論として、経営のベースを作成するといった目的から開業が不安な方は診療所開業支援を受けるべきです。

診療のプロフェッショナルである医師でも、経営に関しては不明点が多いため、さまざまなケースを実績として蓄積しているコンサルタントの存在はありがたいものです。

また、診療所開業支援業者のなかには開業後もお付き合いをしてくれる会社もあるため、引き続き頼ることができます。

 

おわりに

本記事では、診療所開業支援サービスについて解説しました。

診療所開業支援は開業前後の経営を滞りなく進めることを目的として、経営計画やマーケティングなどをサポートするサービスです。

これから開業する医師は診療のプロでも経営は未知の領域であることが多いため、診療所開業支援サービスを受ける方が多くいらっしゃいます。

開業に不安を感じている方は、診療所開業支援サービスを受けてみてはいかがでしょうか。

 

タグ : 開業、開業支援