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2020年1月号

  • 【厚労省統計】薬剤師数が過去最多更新‐ 薬局への就職増背景に伸長

    ■厚生労働省は、2018年「医師・歯科医師・薬剤師統計」の結果を発表した。18年末時点の薬剤師の届け出は31万1289人となり、2年前の前回調査に比べ9966人、3.3%増加し過去最多となった。人口10万人当たりの薬剤師数は190.1人で、前回より8.8人伸びた。増加率は前回より低下したものの、前々回調査時と比べて伸びは高くなっている。薬局への就職者数増加が要因と見られる。

     

    ■調査は18年12月31日現在の医師、歯科医師、薬剤師が保健所に提出した届出票を集計したもの。薬剤師が主に従事している業務の種別を見ると、「薬局」が18万0415人で全体の58.0%を占め、前回から8273人、4.8%増加した。年次推移で見ると大幅な増加傾向が続いている。

     

    ■「医療施設」の従事者は、5万9956人(全体の19.3%)で、前回より1912人、3.3%増加した。そのうち、「病院」は5万4150人(17.4%)、「診療所」は5806人(1.9%)だった。

     

    ■「大学」は5263人で、前回より217人増えたが、「医薬品関係企業」は4万1303人と721人減少し、製薬企業などにおける薬剤師は減少傾向が続いている。
    このうち、ドラッグストアなどの「店舗販売業」は6987人となった。今回から、これまでの医薬品販売業を店舗販売業、配置販売業、卸売販売業に細分化したもの。「衛生行政機関または保健衛生施設」の従事者も6661人と152人減少した。

     

    ■薬剤師31万1289人を男女別に見ると、男性が12万0545人(総数の38.7%)、女性が19万0744人(61. 3%)だった。平均年齢は46.4歳となった。年齢階級別に見ると、「30〜39歳」が7万9076人(25.4%)と最も多く、次いで「40〜49歳」の7万2763人(23. 4%)との傾向は変わらなかった。

     

    ■薬局・医療施設に従事する人口10万人当たりの薬剤師数は190.1人で、前回調査より8.8人増加した。都道府県(従業地)別に見ると、徳島県が233.8人と最も多く、次いで東京都226.3人、兵庫県223.2人となり、最も少なかったのは沖縄県の139.4人だった。

  • 20年度診療報酬改定方針まとまる‐院内、薬局薬剤師が協働

    ■社会保障審議会医療保険部会と医療部会は10日、2020年度診療報酬改定の基本方針をまとめ公表した。24年度から医師の時間外労働の上限規制が適用されることを踏まえ、重点課題に位置づけた「医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革推進」など4項目で構成。院内薬剤師等と薬局薬剤師が協働して重複投薬や残薬に対応することなどを明記した。

     

    ■基本方針で重点課題に位置づけた医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革推進では、タスク・シフティングやチーム医療の推進など、厳しい勤務環境を改善する取り組みを評価するとしたほか、効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上については、来年9月までに後発品の使用割合80%を達成するための取り組みを進めるほか、バイオ後続品の使用を促す方策も検討する。

     

    ■医師、院内薬剤師と薬局薬剤師が協働して医薬品の適正使用にも取り組むことも明記。重複投薬、残薬、長期処方のあり方への対応、医学的妥当性や経済性の視点を踏まえた処方推進などに注力する。

     

    ■患者、国民にとって身近で、安心・安全で質の高い医療実現に向けては、薬物療法の有効性と安全性を確保するため、服薬情報の一元的・継続的把握とそれに基づく薬学的管理・指導が行われるよう、かかりつけ薬剤師・薬局の評価を推進する。また、院内薬剤師業務の適切な評価にも取り組むとした。