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2020年2月号

  • 【19年度の登録販売者試験】全国で2万8328人が合格‐平均合格率は43.4%に

    ■全国で実施された2019年度の登録販売者試験の結果が出揃った。各都道府県などが公表した数値をもとに集計したところ、19年度の総受験者数は6万5288人(対前年度比148人減)で合格者は2万8328人(1332人増)となった。全国の平均合格率は43.4%で、前年度から2.1ポイント増加した。今回の公表結果から、登録販売者試験合格者数の累計人数は28万1726人となった(受験者数、合格者数はいずれも延べ人数)

     

    ■19年度の登録販売者試験は、関西広域連合に参加する6府県(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、和歌山県、徳島県)が同連合に試験事務を移管したことで、これらの6府県では統一の日程と試験問題で実施された。

     

    ■試験日程は昨年8月20日に実施された奈良県の試験を皮切りに、12月8日の九州・沖縄ブロックまで行われ、試験日程の違いに伴う受験機会は全国で9回あった。
    試験実施単位で受験者数が最も多かったのは、関西広域連合の9713人、東京都5126人、福岡県4459人、神奈川県3396人、埼玉県3138人と続いた。

     

    ■19年度の登録販売者試験受験者は各エリアともほぼ前年並みで推移したが、近畿地区で単独日程で試験を実施した奈良県は受験者数が2倍以上(前年は1121人)となった。また関西広域連合による試験受験者は、試験事務を移管した6府県の18年度の受験者合計数(1万2570人)を約2800人下回った。
    各ブロック(共通試験問題別)の合格率は次の通り。
    ▽北海道・東北(北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)=60.8%▽関東・甲信越1(栃木、群馬、茨城、山梨、長野、新潟)=34. 4%▽関東・甲信越2(東京、千葉、埼玉、神奈川)=25.7% ▽東海・北陸(富山、石川、岐阜、静岡、三重)=47.1%▽福井=40.7%▽奈良=57.5%▽関西広域連合=58.8%▽中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)=38.4%▽四国(香川、愛媛、高知)=31.0%▽九州・沖縄(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)=42.0%。

  • 【医療安全情報】徐放性製剤を粉砕投与‐薬剤師に可否の相談を‐日本医療機能評価機構

    ■日本医療機能評価機構は、徐放性製剤を粉砕して投与した結果、体内に有効成分が急速に吸収され、患者に影響があった事例を「医療安全情報」で紹介し、処方されていた錠剤を病棟で初めて粉砕する場合は、粉砕しても良いかを薬剤師に問い合わせるか添付文書で確認するよう関係者に注意喚起した。

     

    ■徐放性製剤を粉砕して投与したことにより、体内に有効成分が急速に吸収され、患者に影響があった事例は4件。具体的には、研修医が患者に経鼻栄養チューブが挿入されていることを知らず、「ニフェジピンCR 錠20 mg 」を処方した。

     

    ■看護師は、薬剤部から届いた「ニフェジピンCR錠」を粉砕して経鼻栄養チューブから投与したが、1時間後に血圧が80mmHg台に低下したことから、病棟薬剤師が患者の急激な血圧低下の原因を調べたところ、徐放性製剤を粉砕投与していたことが明らかになった。

     

    ■また別の事例では、肺高血圧症の患者が「ケアロードLA錠」を内服しており、入院後に患者は気管挿管され、経鼻栄養チューブが挿入された。

     

    ■看護師は、「ケアロードLA錠」を粉砕して経鼻栄養チューブから連日投与していたが、毎回投与後に血圧が低下したため、「ケアロードL A 錠」の添付文書を確認。その結果、徐放性製剤を粉砕して投与したことにより、急激な血圧低下を来したことが発覚したもの。

     

    ■こうした事例が発生した医療機関に対し、同機構は徐放性製剤について、「有効成分の放出が調節された製剤であり、粉砕してはいけないことを理解する」よう注意喚起。処方されていた錠剤を病棟で初めて粉砕する場合は、粉砕しても良いかを薬剤師に問い合わせるか添付文書で確認するよう求めた。