2021.09.17電子カルテ

電子カルテと自動精算機の連携 メリットと注意点をご紹介

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医療自動精算機

近年、働き方改革の発令に伴い一人あたりの作業効率の改善が求められています。

診療所でも同様に、対人サービス向上のために自動化を検討しているところもあります。

昨今、特に自動化したい箇所といえば、現金の精算業務ではないでしょうか?

今回は、電子カルテと自動精算機の連携についてご説明します。

 

 

自動精算機とは?

自動精算機とは、請求金額の表示や金銭の授受など、お金に関する作業をすべて自動で処理してくれる機械です。

コインパーキングや一部のホテルなどでも導入されているため、自動精算機を目にすることもあるかと思います。

また、自動精算機はセルフレジと混同しがちですがこちらとは異なるものになります。

自動精算機は請求金額の表示から金銭のやり取りまですべてを自動で行うものになります。

一方セルフレジはカウンターの向こう側にスタッフがおり、スタッフが請求金額をモニタに表示させて患者さんが金銭を投入口に入金することで精算を行うシステムです。

つまり、スタッフの手のかかり方に違いがあるということです。

 

 

電子カルテと自動精算機を連携するメリット

電子カルテと連携するメリット

病院など大規模な医療機関ならともかく、小規模な診療所でそもそも自動精算機を導入することのメリットは、「スタッフが現金を取り扱わない」ことです。

患者負担金支払いの際の「受け取り間違い」や「釣銭の渡し間違い」がなくなることは医業経営者として有難いことですし、「自分の目が届かない診療所の出入り口付近に多額の現金が入ったレジスターが置かれている」ことに不安を感じられている方もおられることでしょう。

人との接触の減少が求められる昨今、自動精算機を電子カルテと連携させて導入することによって、あらゆる連携に共通するメリットである「二度手間がなくなる」ことに加えて、「現金の授受がない」ことや「領収書や診療明細書の手渡しがない」ことがとりわけ注目されるべきメリットとなってきました。

 

 

自動精算機導入時の注意点

導入する注意点

このように、電子カルテと自動精算機の連携のメリットは多くありますが、連携時には下記を検討・確認するようにしましょう。

 

導入目的

まず、なんのために導入するのかを明確にしましょう。

通常、人件費削減や人との接触回数減少などが挙げられるかと思いますが、果たして導入・維持費用と上記によるコストは本当に改善されるのでしょうか?

本格導入の前に、現在の費用と導入費用を計算し、確認しておきましょう。

 

連携可能なシステムなのか

そもそも、現在使用している電子カルテと自動精算機が連携可能なのかを確認する必要があります。

電子カルテで新患初診時に登録する患者基本情報の精算機への送信、来院受付情報の電子カルテへの送信、診察終了患者の請求書情報や診療明細書情報などの精算機への送信、

入金済情報の電子カルテへの送信など、連携ができなければその都度それぞれの端末での操作が必要となり、余計な手間がかかる上に入力操作ミスのリスクが発生します。

「非接触は達成できたがスタッフの手間が増え、ひいては患者サービスの低下や人件費増加が発生してしまった」となると、精算機導入のメリットは極めて限定的なものになってしまいます。

現在使用している電子カルテのメーカーにどの自動精算機ならどのような連携が可能なのかを相談しましょう。

 

 

おわりに

今回は電子カルテと自動精算機の導入に関するメリットと注意点について記載いたしました。

自動精算機は金銭対応や領収書、明細書発行をすべて自動で行ってくれるもので、人件費削減や人との接触回数減少に貢献します。

導入時の注意点は、導入目的を明らかにし正確にコスト試算を行うこと、使用している電子カルテとどのような連携が可能か確認することです。

精算業務を自動化することで、患者さんとのコミュニケーションの為により多くの時間を確保し、満足度向上を目指したいところです。

 

 

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