2021.05.28電子カルテ

【電子カルテコラム】医療情報システムの種類について

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医療情報システムの種類

病院内での診療や会計業務を効率化するために作られたシステムを「医療情報システム」と言います。

この医療情報システムにはさまざまな種類のシステムが存在します。

今回は電子カルテコラムとして、医療情報システムの種類についてご紹介していきます。

電子カルテ

医療情報システムの中心的な存在であるのが「電子カルテ」です。

病院内で医師が診療記録として記録する「紙カルテ」を電子化し、保存・管理を行うシステムのことを「電子カルテ」と言います。

現在では少しずつ医療機関への普及率も上昇しつつありますが、それでも医療機関全体で見るとまだまだ少ない数値となっています。

電子カルテの導入によって紙カルテの作成時間が短縮されるうえ、患者さんの待ち時間を軽減させることができます。

また電子カルテに検査の結果を取り込むことができるため、必要な時にその情報をすぐに閲覧することができるというメリットもあります。

オーダリングシステム

レセプトコンピュータシステム

医師や看護師からの検査・レントゲン撮影・処方指示を電子化して管理するシステムを「オーダリングシステム」と言います。

オーダリングシステムを導入すれば、患者さんの情報共有も迅速に行うことができるため、診療業務の流れを早くスムーズに行うことができます。

また口頭で指示することに比べて、ミスを減らすことにもつながるでしょう。

導入する際には、病院内にあるさまざまな部署とオーダリングシステムを連携させる必要がでてきます。

電子システムの部分的な要素とされているオーダリングシステムは、電子カルテのシステム内に組み込まれていることも増えてきました

レセプトコンピュータシステム

「レセプトコンピュータシステム」とは診療報酬明細書である「レセプト」を効率良く作成するために作られたコンピュータで、医療事務で発生する事務処理をスムーズにこなすことができるシステムになります。

このレセプトコンピュータシステムは、病院・クリニックなどの窓口で活用される傾向にあります。

また「レセプトコンピュータ」が本来の名前になりますが、省略して「レセコン」という風に呼ばれことが多いです。

政府がレセプト電子化を推奨したり診療報酬が改定されたりといったことにより、徐々二レセコンの導入を進める動きが加速しています。

医療用画像管理システム「PACS

医療用画像管理システム

CR・CT・MRIなどの画像撮影装置を用いて画像を撮影し、ネットワークを介してその撮影データを受信・管理・保管するシステムのことを医療用画像管理「PACS」と言います。

近年では上記のような画像撮影装置の技術が向上したことにより、多くの画像を簡易的に撮影することが可能になりましたが、一方では大量の画像をフィルムで管理することが困難になりました。

PACSを導入することによって、そのようなフィルム画像の管理や運用の手間が省けるため、「指定した画像をすぐに閲覧したい」というニーズにも応えることができるのです。

また電子カルテやオーダリングシステムなど、ほかの医療情報システムと連携させることで業務効率をアップできる可能性も高くなるでしょう。

おわりに

今回は電子カルテコラムとして、医療情報システムの種類についてご紹介しました。

医療情報システムの代表的なシステムとしては、「電子カルテ」「オーダリングシステム」「レセプトコンピュータシステム」「医療用画像管理システムPACS」などが挙げられます。

ご紹介したものは医療情報システムの中の一部分になります。

さまざまな医療情報システムを導入することで業務効率を向上させることにつながり、日々の診療・会計などの業務が格段に行いやすくスムーズなものになるでしょう。

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